便意が来てトイレでいきむものの、うんちが大きくて硬いので出そうで出ない。
しかも便意はちょくちょくくるからまたトイレにいくけど、歩いているうちに便意がやんでしまう。
お尻の穴からちょこっと顔を出して、もうちょっとだからと踏ん張ってみてもまた引っ込んでしまってしまう。
そんな「うんちが出そうで出ない便秘」に悩まされる人は多いでしょう。
こういう便秘って全く出ない便秘よりもたちが悪いですよね。
「おっ!出そう!」という期待を持たせておきながら出ないのですから、その際の喪失感といったら無いです。
いつまでもうんちが残っているとお腹は痛いし気持ち悪くもなってくるし・・・
そんな「うんちが出そうで出ない」便秘の原因や解消法とはどのようなものなのでしょうか?
目次
うんちが出そうで出ない・・・その原因は?
冒頭で挙げたように「うんちが出そうで出ない」という症状は様々なものがあります。
こういったうんちというのは「水分が不足している」ことが原因で硬くなって滑りが悪くなっているということが考えられます。
いわゆる世間一般の人がよくなる便秘というのは「そもそも便意が起こらない」という便秘が最もポピュラーでしょう。
これは特に女性に多いのですが、腸がうんちを押し出す運動(蠕動運動)が鈍くなってしまう「弛緩性便秘」と呼ばれるものです。
今回は「うんちが出そうで出ない」という便秘の話ですから、これは腸の動きがどうとかいう話ではなく単純にうんちに何か物理的な障害が発生しているということ。
それはうんちが水分不足で硬くなってしまっているということに他なりません。
「うんちが出そうで出ない」というのはまだマシなのかもしれません。
とりあえず便意はあるのですからね。
しかしこれが慢性的に続くと、やがて直腸(肛門のすぐ前のあたり)に便がたまっても便意を感じない「直腸性便秘」を引き起こします。
これは若い女性など「便意を我慢する」ことが多い人に良く起こる便秘で、便意を感じるセンサーが鈍ってしまうことで起こる便秘です。
うんちの硬さは大腸の通過速度で決まる
水分不足なら水を飲めばいい!という単純な話でもありません。
もちろん、便の硬さ柔らかさに摂取した水分が関わってくるのは間違いないです。
しかし具体的な便と水分の関係ってご存知でしょうか?
当たり前のような話ですが、私たちは食べ物を摂取するとそこに含まれる栄養や水分を吸収します。
仮に9リットルの物質が小腸に流れ込んだとすれば、そのうちの7リットルくらいが小腸で吸収されます。
残りの2リットルは大腸が担うわけですが、大腸で吸収される主な成分は水分や電解質です。
要するに何が言いたいのかというと、うんちに含まれる水分は「大腸でどれくらい水分を吸収したか」によって決まってくるということ。
つまり、単純に水分を外部から取ったとしてもそれを大腸で吸収されれば全く意味ないということ。お分かりいただけるでしょうか。
3リットルの水をグーッと飲んでも大腸で3リットル吸収されたら意味ないんです。
じゃあ大腸での水分吸収量を決めるのは何なのかというと、それは「うんちが腸を通過する速度」です。
うんちが大腸を通過するスピードが遅ければ、その分便に含まれる水分は吸い取られるので硬くてコロコロしたうんちになります。
逆にうんちが腸を通過速度が速ければ、うんちに含まれる水分を大腸が吸収する時間がないので下痢になります。
結局は、うんちの水分や硬さは「大腸がどれだけ活発に運動しているか」にかかっているのです。
だから単純に水分を取れば良いという話でもないんですね。
そして、「出そうで出ない便秘」に苦しむコロコロうんちの人たちは、腸内環境があまり芳しくないので大腸が活発に働いていません。
結局は腸内環境の悪化」の結果が硬いうんちとして表面化しているに過ぎず、それをサインとして受け取って根本的なところから解決しなければならないんですよね。
大腸の動きを活発にするカギは短鎖脂肪酸
大腸を活発にすることでうんちの通過速度を早めてあげることが「出そうで出ない便秘」の解消法のカギとなるでしょう。
そのカギとなる物質は「短鎖脂肪酸」です。
短鎖脂肪酸はオリゴ糖、食物繊維、炭水化物といった「糖類」を大腸のビフィズス菌が代謝することで生み出される物質で
・腸内を酸性に保って悪玉菌の繁殖を防ぐ
・腸の蠕動運動を活性化させる
・病原菌などの有害物質から守るバリア機能の強化
・余計な脂肪の分解
・糖尿病の予防
・免疫機能の調節によるアレルギー抑制
・大腸がんの予防
・カルシウム吸収を促して骨の強化
・妊娠しやすい体づくり
といった様々な健康効果をもたらします。
中でも「腸の蠕動運動を活性化させる」というのは最もポピュラーな効果と言えるでしょう。
蠕動運動とは腸にある便を押し出す運動のことで、便秘の解消をしてくれるということです。
オリゴ糖、食物繊維、炭水化物をエサに生み出される短鎖脂肪酸は大腸上皮細胞のエネルギー源となり、大腸の運動を促進したり大腸の粘膜細胞を活発にして便の滑りを良くします。
いわゆる「腸内環境改善」「腸活」と言われるものはすべてこの短鎖脂肪酸を生み出すことが目的です。
先ほど挙げたように短鎖脂肪酸は便秘の解消以外にも様々な健康効果をもたらしてくれますからね。
オリゴ糖は最も効果が出やすい
いくつか短鎖脂肪酸を生み出す手段を挙げましたが「オリゴ糖」は最も効果が出やすくおすすめです。
オリゴ糖は食物繊維や炭水化物よりも分子が小さい糖類なので、大腸のビフィズス菌にとって最も食べやすい大きさになっているからです。
サプリメントでもなく特定の食品を食べなければいけないというわけでもないので、毎日の生活の中で続けやすいというのも利点ですね。
料理や飲み物など何にでも入れることが出来ますから。
オリゴ糖がそもそも何なんのかよくわからない!という人は
についてご覧いただければと思います。
ここではオリゴ糖がもたらす効果のほぼ全てをお話していますので。
是非「うんちが出そうで出ない」と悩んでいる人の助けになればと思います。
まとめ:うんちが出そうで出ない!便意はあるのにどうして便秘に?
・便意が来ていきんでもうんちが大きくて硬くて出ない
・ちょくちょく便意は来るのにすぐにやんでしまうの繰り返し
・お尻の穴からちょこっと顔を出したからといきんでも引っ込んでしまう
そんな、うんちが出そうで出ない便秘は「便に水分が足りないこと」が原因です。
便の水分量を決めるのは「うんちの大腸通過速度」であり、うんちに十分な水分を含ませるには大腸の運動を活発にすることが必要です。
そしてその大腸の運動を活発にする物質は、大腸のビフィズス菌がオリゴ糖、食物繊維、炭水化物を代謝して作り出す短鎖脂肪酸です。
短鎖脂肪酸を生み出すことで便秘の解消はもちろん、様々な健康効果をもたらすので是非これを心掛けるようにしましょう。
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