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砂糖の原料といえばまず沖縄のサトウキビと北海道の甜菜(ビート)ですね。

 

多くの人がイメージするのはサトウキビの方ではないでしょうか?

私自身も小学校の授業でサトウキビを丸ごとかじるという経験をしたこともあり、砂糖の原料といえばやはりサトウキビが思い浮かびます。

 

しかし実際には、国産の白砂糖の8割はサトウキビではなく甜菜(ビート)のほうから作られているのです。

 

ただこれはあくまでも「国産の砂糖」に限った話であって、日本国内の砂糖は6~7割を輸入に頼っているので砂糖全体で見た時に甜菜糖のほうが多いかどうかはまた別の話です。

 

ともかく砂糖というものはサトウキビと甜菜から作られますが、その中でもやや黒っぽい砂糖としてきび砂糖と甜菜糖(てんさい糖)というものがあります。

こういう色の付いた砂糖というのは何となくイメージが良さそうですが、その一方で害や危険性なども懸念されているのです。

 

こちらではその中の甜菜糖(てんさい糖)に注目し、その害・危険性についてお話していきたいと思います。

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甜菜糖(てんさい糖)とは

甜菜糖(てんさい糖)とは、甜菜からとれる糖なのですがこれだけでは話が終わってしまいます。

 

上白糖や三温糖の話をした際に、砂糖がどんな風に作られて分類しているかというのは以前お話したところです。

 

>>上白糖や三温糖の話についてはこちらです!!

 

サトウキビにしても甜菜にしても、その原料を洗ってから煮詰めることで結晶化して砂糖は作られます。

 

そして結晶糖蜜を遠心分離機で分けて、抽出された結晶が上白糖やグラニュー糖などの余計なものを取り除かれた純度の高いショ糖で、残った糖蜜から作られるのが甜菜糖(てんさい糖)です。

糖蜜

甜菜糖(てんさい糖)の作り方についてはこちらに詳しく載っていたので紹介しておきます。

 

白砂糖=漂白していて危険?

上白糖、つまり白砂糖というのは不純物を取り除かれた純度の高いスクロース(ショ糖)ですが、どういうわけか世間ではこの白砂糖について「化学物質で漂白しているから害がある!危険!」というのが共通認識になっているようです。

 

「漂白」という言葉でいかにも危険そうなイメージを煽っていますが、実際には白砂糖を精製する時に使うのは酸化カルシウムというこんにゃくの凝固剤にも使われている物質で安全です。

そもそも精製されることで99%以上がスクロースになっているのが白砂糖であって余計な物質が入り込む余地はなく、これが危険というのはおかしな話です。

 

そしてこの「白砂糖は漂白されていて危険!」に連動しているのが「色の付いた砂糖は自然っぽくて安心!」という勝手な思い込みです。

 

はちみつメイプルシロップなど「天然由来の甘味料」というものの健康イメージの良さから、無意識に「色の付いた砂糖は体に良い!」という思い込みがある人は多いのではないでしょうか。

 

だからこそ、黒砂糖三温糖などのちょっと茶色っぽい砂糖が白砂糖に代わって台頭しているのだと思います。

色の付いた砂糖が体に良いという思い込み

確かに、黒砂糖など色の付いた砂糖は糖分以外にもビタミンだとかアミノ酸が入っていて普通の砂糖よりも体に良いというのはあると思います。

 

しかしこれはメイプルシロップの時にもお話したように、砂糖は所詮砂糖であって白砂糖だろうと黒砂糖だろうと甜菜糖だろうとその主成分は「糖分」です。

メイプルシロップはよくはちみつと比較されて

・はちみつの20倍のカリウム!
・はちみつの50倍のカルシウム!

なんて言われているのですが、実際にはこの比較対象のはちみつが大したことないだけで、カルシウムを含む代表的な食品である桜えびや、カリウムを含む代表的な食品であるパセリと比べるとメイプルシロップ自体が凄いわけではありませんでした。

 

>>メイプルシロップが大した事ない話はこちらです!

 

甜菜糖(てんさい糖)の効果として言われているものは

・身体を冷やす白砂糖と違って身体を温める効果がある
・精製された白砂糖と違ってミネラルが含まれている
・白砂糖よりも血糖値の上昇が緩やか

などがありますね。

 

確かに砂糖と比べれば若干体に良いかもしれませんが、これだけで病気知らずになれるほど都合の良いものではないってことです。

 

だから私は、白砂糖だろうと黒砂糖だろうとメイプルシロップだろうとはちみつだろうと甜菜糖(てんさい糖)だろうと、どれも大して変わらないと思ってます。ほとんどが糖質なんですから

 

単に味の好みで選べばいいと思いますね。

甜菜糖(てんさい糖)の害とは?

散々「白砂糖は害!色の付いた砂糖は健康!」を煽っておきながら、一方で甜菜糖(てんさい糖)には害がある!とも言われています。忙しいですね。

 

いくつか甜菜糖(てんさい糖)の害として言われているものを挙げて考えてみたいと思います。

①原料の甜菜に農薬が使われるから危険?

野菜や果物などの危険性や害を訴える話でもよく挙がるのが「農薬の害」ですね。

 

農薬が害!」という煽動に対して無農薬・オーガニック野菜などが台頭してきたのは白砂糖に対する色付き砂糖の構図と全く同じ。

合わせて読みたい!  ”痩せ菌”酪酸菌の効果は?増やす食事やサプリメントは?


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そもそも植物というのは、虫に食べられたりしないように、自衛のために自ら毒素を出すものがほとんどです。これはいわば天然の農薬とも言える存在。そして種の保存を考えた場合には毒を出したほうが生き延びるには都合が良いですよね。

 

その辺の植物を食べたら害があって危ないというのは感覚的にわかるでしょう。天然のまま食べたら毒であるこんにゃく芋は、アルカリで化学処理することで解毒されて初めて安全に食べることが出来ます。既にこの時点で「無農薬・オーガニックだから安全!」という理屈は破綻しています。

 

>>こんにゃく芋に毒がある話はこちらです!

 

そういった植物の中でも毒が弱まったのが野菜や果物などの「食べられる植物」です。これは野菜や果物が「毒を弱めることで人間に好かれて守ってもらう」という共存の道を選んだ結果です。

 

つまり人間に食べてもらいやすいように毒を少なくした代わりに虫に食われてしまうので、これを虫から守るために少しの農薬をかけることこそが正しい共存のあり方と言えなくもないのです。

 

そもそもこの世のすべての食物において「全く有害でないもの」というのは存在しません。野菜や果物自身も、毒が弱まったとは言え微量の農薬成分を持っています。身近にある水や塩、砂糖だってそうでしょう。実際、食塩よりも害が少ない農薬というのもありますし、問題はその量なのです。

 

自衛能力が弱まってしまった野菜・果物に必要最低限の農薬を使うことは仕方のないことと言えるのではないでしょうか。

②遺伝子組換え作物だから危険?

遺伝子組換え

遺伝子組換え作物もイメージだけで害があるように思われている代表的な存在ですね。

 

そして甜菜糖の原料である甜菜(てん菜)が遺伝子組換えである可能性が高いから危険、という理論です。

 

人工甘味料、農薬を使用した野菜、そして遺伝子組換え作物などのように「人工的に手を加えられて作られたもの」は同じような理屈でその害や危険性を指摘されます。

 

そもそも遺伝子組み換え作物というのは別に理由なく作られているわけではなく

①農薬を多く使わずに済む
②過酷な環境でも作物を生育できる
③収穫量を増やすことが出来る

 

というメリットがあって作られています。ではそのメリットと引き換えの害・危険性として言われているものがどういうものなのかというと

・安全性が確認できないから危険がある可能性がある
・アレルギーを引き起こす可能性がある
・生態系を乱す危険性がある

 

といったところ。「可能性がある」で言い出したらキリの無い話で、これは「水を飲んだら死ぬ可能性がある」と同じくらい意味のないこと。

 

人為的に手を加えることで作物を変えることが生態系を乱すと言うのなら、今私達が食べている作物はすべて品種改良を重ねられた「人工物」ですし、家畜だって食べやすいように品種改良されたものでしょう。

 

この理屈で遺伝子組み換え作物を否定するのなら、野菜、果物、豚肉、牛肉などを一切食べずに過ごすのが最も筋が通ります。

③茶色いのは精製されているから危険?

私が甜菜糖(てんさい糖)の害として言われているものを色々調べていく中で最も理解に苦しんだのがこれです。

 

これはどういう理屈なのかというと、

甜菜糖(てんさい糖)は本来の色が白で精製されると茶色になるため、茶色くなっている甜菜糖(てんさい糖)は害がある!

というものです。自分で書いていてもちょっと理解出来ないので基本的に原文のまま書いています。

 

要するにこれは「精製された砂糖は害がある!」という前提があるので、精製された糖である茶色い甜菜糖(てんさい糖)は害があるという理屈なのです。

 

しかし精製されるというのは単に不純物を取り出すだけで、別に漂白をしているわけではないのは上白糖の話でもしたところです。

 

というわけで、甜菜糖(てんさい糖)には特別に良い効果も無ければ害や危険性もないというのが結論になります。

てんさい糖とビートオリゴ糖は別

甜菜から砂糖の結晶と糖蜜を分離するという風に話しましたが、実はこの糖蜜からは別の糖質も抽出されます。

 

それはビートオリゴ糖です。

オリゴ糖

というか、おそらく甜菜糖(てんさい糖)を売っている企業の商品紹介ページを見ると「甜菜糖にはオリゴ糖が含まれています!」というような説明をしているはずです。

 

このオリゴ糖こそがビートオリゴ糖なのです。

 

別名「ラフィノース」とも言われているビートオリゴ糖は、同じ甜菜から作られる甜菜糖(てんさい糖)とは明確に異なり、小腸で吸収されずに大腸へ届いてビフィズス菌を活性化させるという特徴を持ってます。

これはオリゴ糖の「体内で消化されない」という特徴からもたらされる効果で、他の砂糖はおろか、はちみつやメイプルシロップなどのあらゆる甘味料にはない特徴なのです。

 

甜菜糖(てんさい糖)と混同してしまいがちですが、このビートオリゴ糖(ラフィノース)とは全く別物なので注意が必要です。

 

>>ラフィノースの詳しい話はこちらです!

 

そして、甜菜糖にビートオリゴ糖も含まれてはいるのですが割合にするとたった5%程しか入っていません。

 

だから甜菜糖(てんさい糖)を取ることでビートオリゴ糖を取るというのは期待できないんですね。もしビートオリゴ糖を取るなら、純度の高いビートオリゴ糖を摂取したほうが効率的です。

まとめ:甜菜糖(てんさい糖)とは?農薬の害や遺伝子組み換えの危険性?

甜菜糖(てんさい糖)とはどんなものかということと、その害や危険性などについてお話してきましたがまとめると

・甜菜糖(てんさい糖)とは白砂糖の結晶を分離した糖蜜から作られる砂糖
・甜菜糖(てんさい糖)はその成分がほとんど糖質なので良い効果もそれほどない
・甜菜糖(てんさい糖)には害や危険性はほとんどない
・甜菜糖(てんさい糖)とビートオリゴ糖は別

ということですね。体への害とか効果は気にせず、甘味料は味で選ぶのが良いと思います。もし体のことを考えるならオリゴ糖が一番ですけどね。

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