良い記事だと思ったらシェアお願いします!

いわゆる「ゼロカロリー」系飲料に使われている悪名高い人工甘味料には、アスパルテーム、サッカリン、そしてスクラロースというものがあります。

人工甘味料というキーワードの破壊力は強烈なものがあり、いかにも「体に悪そ~!」って感じですよね。

 

その中でも今回はスクラロースに注目してみたいと思います。

 

頭ごなしに「体に悪い!ダメ!」と否定するのは簡単ですが、そもそもスクラロースとはどういうものなのか?ということをまず見極める必要があると思います。

 

ということでこちらでは、人工甘味料スクラロースとは何なのか?その危険性、安全性、腸内細菌への影響などを公平な視点でお話していきたいと思います。

sponsored link

スクラロースとは

スクラロースとは人間が消化酵素を持たないために消化・吸収されないノンカロリーの人工甘味料で、スクロース(ショ糖)を塩素で処理することで作られます。

 

スクロースと名前が似ているのはスクロースを元に作られるからなんですね。

スクロースを人工的に処理することで作られる」ということになりますが、さて皆さんはこれを聞いてどう感じるでしょうか?

 

人工的に作るなんて体に悪いに決まっている!

 

と思うかもしれませんが、これを別の言い方をするなら

 

天然成分のスクロースから作られる甘味料

 

とすることもできますね。スクロース(ショ糖)というのはサトウキビや甜菜といった天然の植物から作られますから、この言い方も何一つ間違っていないわけです。

ビートオリゴ糖
ビート(甜菜)

つまり物は言いようでどうにでもなるもので、天然なのか人工なのかはあまり気にしなくてもいいことだと思います。

 

そもそもこの世のすべての物質というのは元を辿ればすべて天然成分が由来になっています。

 

石油から作ったプラスチックだって、もともとは天然に存在する原油から作っているんですから。

 

「天然由来の~」なんて言い方をするのは、「人工は危険!」と無意識に刷り込まれている人が喜ぶような言い方をあえてすることで購買意欲を刺激しているだけですので、気にしすぎないようにしましょう。天然成分だって毒キノコやらフグ毒やら危険な物質はいっぱいあるわけです。

安全性を測るためには天然なのか人工なのかではなく「その物質がどういうものなのか?」というのを具体的に知る必要があるということですね。

スクラロースは砂糖の600倍の甘さ!

スクラロースはショ糖(砂糖の主成分)の600倍の甘さを持つと言われています。

 

こう書くと、まるで人工甘味料の恐ろしさを強調するかのような印象を与えてしまうかもしれませんが、砂糖のたった1/600の量を加えるだけで同じ甘さを作ることが出来る、と考えると悪くないんじゃないでしょうか。

 

さらに言えば、料理に使っていた砂糖の量が6gだったところをそれよりもずっと少ない60mgのスクラロースで代用できるということです。そう考えると人工甘味料に対する危険性のイメージも薄らいでくるような気がします。

スクラロースの危険性

スクラロースの危険性を話す上で欠かせないというか、まず引き合いに出されるのがラットなどの動物実験の死亡例です。

ラットに○○g投与したら与えられたラットが全て死亡した!

 

というようなやつですね。

 

これに関して言うと

・妊娠した雌ウサギに一日あたり700mg/kg(体重)を与えると死亡、下痢、流産などを引き起こした例

・ラットに一日あたり2000mg/kg(体重)を与えるとDNA損傷が誘発された例

といった、スクラロースの危険性を主張する動物実験があります。

 

そもそもなぜウサギやラットに与えて実験をするのかというと「これ以下の量なら長期間取り続けても安全だ」という無毒性量を求めるためです。

 

どこまでが大丈夫なのか、という安全性のラインを見極めるということは裏を返せばこれ以上取ったらヤバイ!となってしまうほどの過剰投与をするということでもあります。

 

過剰摂取をしたら危険なのは、別にスクラロースなどの人工甘味料に限らず砂糖だって、塩だって、あるいは水ですら同じことです。

こうした動物実験での過剰摂取を経て求められるスクラロースの無毒性量は1日あたり1500mg/kg(体重) になります。体重60kgの人なら

1500mg ×60kg= 90g

ということになりますね。

 

この無毒性量自体が「これ以上食べたら毒になる量」の半分に設定されているのですが、さらにこれを安全係数100で割ったものが一日許容摂取量(ADI)として定められております。

 

ここから割り出されるスクラロースの一日許容摂取量は15mg/kg です。

合わせて読みたい!  ”痩せ菌”酪酸菌の効果は?増やす食事やサプリメントは?


sponsored link

 

体重60kgの人なら900mgということになりますね。

 

スクラロースが使われている代表的なものにはダイエットコーラがありますが、これは360mlあたりに含まれているスクラロースの量は60mgです。

 

つまりダイエットコーラを15本飲んだら一日許容摂取量に達するということです。

 

普通は一日にコーラを15本も飲むなんてことはありませんから、この量が特に危険性がないというのはおわかりいただけるでしょう。もし15本飲んだとしてもそれ自体が無毒性量を1/100された量ですしね。

 

ラットやうさぎと人間を同列に扱うことは出来ませんが、少なくとも一日許容摂取量を守っている限りは過剰摂取にはならず毒性もないということになります。

 

そして、上記のウサギやラットの実験の投与量がいかにバカげた量なのかということがよくわかると思います。

安全性がないことを証明するのは難しい(悪魔の証明)

人工甘味料に危険性がないことを確実には証明できない」なんて話も出てきそうですが、これはいわゆる「悪魔の証明」という話で「絶対に無いことを証明する」というのはほぼ無理です。

 

例えば「ダイエットコーラを飲んでいる時に風邪を引いた」なんて人がいたとしましょう。

風邪を引く原因というのは様々なものが考えられますが、この風邪を引いたこととコーラに含まれるスクラロースが無関係であることを証明できなければスクラロースの安全性は認められないという話なのです。

 

そして「ないこと」とは逆に「あったこと」の説明というのは非常に簡単です。

 

上記の例で言えば「スクラロースを取った人が風邪を引いた!スクラロースは風邪を誘発する危険性あり!」なんてことが言えてしまうわけですからね。

 

これは全部の食品に言えることであって「安全性が確認できないから取らない!」なんてことになれば何も食べられなくなってしまいます。

 

私達ができるのは、そういった不完全な情報の中からも確実なものを拾って取捨選択していくということです。

 

それを取ることでどんなメリットが得られるのか?あるいはどんなリスクがあるのか?というのを天秤にかけてそのリスクを冒してでも得られるメリットがあるか、ということを判断するべきなのです。

 

一日許容摂取量を守って摂取し続ける限りは、スクラロースがもたらす「ノンカロリーでありながら甘い」というメリットを安全に享受することは出来ると思います。

スクラロースの腸内環境への影響は

冒頭でスクラロースは消化・吸収されないということをチラっと話しましたが、これは当サイトで散々言っているオリゴ糖と同じですね。

 

腸内細菌(特にビフィズス菌などの善玉菌)は糖をエサにして活性化し、短鎖脂肪酸を生み出して腸内環境を改善してくれます。

そのためには小腸で消化・吸収されない「難消化性の糖質」であるオリゴ糖や食物繊維を取って大腸へと届けてあげる必要があるのですが、これに関してスクラロースはどのような効果を発揮するのでしょうか?

 

これに関しては、残念ながらスクラロースはあまり良い結果をもたらすとは言えません。

 

オリゴ糖や食物繊維が良い効果をもたらすのは「小腸では消化できないけどビフィズス菌のエサになる」という性質があるからです。

 

塩素で処理された人工的な糖質をエサにするビフィズス菌というのは残念ながら存在しません。

人工甘味料と腸内細菌の実験

動物実験、あるいはヒトを使った実験において「人工甘味料が腸内細菌に悪影響を与える!」という実験結果が得られたことをイスラエル・ワイツマン研究所が発表し、かの有名なNature誌にも掲載されたことがあります。

これはどういう実験なのかというと

・マウスに人工甘味料を投与することで増加した腸内細菌を他のマウスの腸に移植したら血糖値が下がりにくくなった

・ヒトに3種類の人工甘味料(サッカリン、アスパルテーム、スクラロース)を摂取してもらったところ血糖値が下がりにくくなった

 

という、人工甘味料と糖尿病リスクの関係を指摘したものになっています。

 

しかしこの実験には色々な問題点があり

・マウスの実験ではサッカリンのみが上記の結果を示した
・細菌を移植されたマウスは腸内細菌を持たない「無菌マウス」
・マウスは甘味料を溶かした水しか与えられていない
・ヒトに対する実験は7名と小規模

などが指摘されています。

 

中でもヒトに対する実験において「米国食品医薬品局(FDA)が定める1日あたりの摂取量の上限に相当する甘味料を5日間与えた」となっていますがこれはコーラで言うと1日40缶というとんでもない量であり、正に先程お話した内容そのものになっているのです。

 

これらを踏まえると腸内細菌への影響もそれほど気にしなくては良いと思いますが、少なくとも「良い影響を与えるわけではない」というのは確かです。

 

その点で言えば人工甘味料を取るよりもオリゴ糖を取ったほうがビフィズス菌を増殖してくれて良いでしょうね。

まとめ:スクラロースとは何か?その安全性・危険性は?腸内細菌への影響は

スクラロースとは何なのか?その安全性・危険性と腸内細菌への影響についてお話してきましたが、まとめると

・スクラロースとはスクロースを塩素処理することで作られる人工甘味料
・スクラロースの危険性を謳う動物実験の例は過剰摂取をさせている
・人工甘味料は腸内細菌に悪影響を与えるという報告があるが根拠が曖昧

 

ということですね。ほぼ安全性が認められているとはいえダイエット目的以外で取るメリットはありませんので、量に気をつけて取るようにしましょう。

腸内環境の全てがわかる無料メール講座

あなたは「腸は全ての臓器のルーツ」ということをご存知ですか?   便秘だけではない!ダイエット、美肌、妊活・・・ あらゆる健康に関わる「腸内環境」の全て を伝える無料メルマガ ※注意 驚きすぎて下痢になっても一切責任は負いません。   ビフィズス菌・乳酸菌だけではダメだった!? 世の中のほとんどが知らない「第三の善玉菌」の重要性とは?  
sponsored link
良い記事だと思ったらシェアお願いします!