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ステビアという甘味料がありますね。

 

甘味料というと一般的にすぐ思い浮かぶのは砂糖で、これは血糖値を上げるとかカロリーが高く、それに対して「カロリーゼロ」の人工甘味料は太らないものの危険性が高い!というのがお決まりの図式です。

 

そこで第三の案として出てくるのが「カロリーゼロの天然甘味料」というわけです。カロリーがなくて太る心配がいらず、かつ天然由来の甘味料だから安全性が高い!というわけです。ステビアもそういった天然甘味料の1つです。

 

一見それらしく聞こえるようにも思えますが、果たして「カロリーゼロの天然甘味料は安全」というのは正しいのでしょうか?

 

ステビアはかつて、あのポカリスエットにも使われていたことがありました。

この水色の缶に入ったポカリスエットを見たことがある人は多いでしょう。その名も「ポカリスエットステビア」というステビアを全面に出した商品だったのですが、2007年に販売中止をしています。

 

販売中止になるというのは、ステビアに何か危険性が発見されたということなのでしょうか?こちらではステビアという甘味料の安全性や危険性についてお話していきたいと思います。

 

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ステビアとは

ステビアとは何なのかというと、これは甘味料の名前ではなく植物の名前。ステビアは南米パラグアイとブラジルの国境付近に生息するキク科の多年草です。

 

葉の部分に「ステビオサイド」や「レバウジオシド」などの「ステビオール配糖体」という甘みの主成分が集中していて、パラグアイでは400年も前からマテ茶の甘味料として利用されていた歴史があります。

ステビアはよく「添加物」として使われておりますがスクラロースやサッカリンなどの人工的甘味料とは異なり、植物から取り出される天然の甘味料です。

 

さて、ここまでの時点でおそらく「ステビアは安全性が高いんだな!」と思ったかもしれません。それは

・パラグアイで400年も前から使われている
・天然の植物から取れる

というステビアに関する2つの特徴を挙げたからです。しかしこれらは別にステビアの安全性を保証するような話ではありません。

外国で○○年前から使われているから安全?

健康食品の謳い文句につきものなのが「外国では○○年も前から使われている」というものです。

 

ステビアの説明ということで一応「南米で昔から使われてきた」という話はしたものの、私自身は自分で書いてても「だからどうした」って感じですね(笑)。

 

ステビアが使われれているのはパラグアイと書きましたけど、これが例えば

イタリアでは2000年前から使われている

エジプトでは4000年前から使われている

 

こんな書き方だったとしても「おお、なんか凄そう!」と思うはずです。つまり国がどことか関係なくて、とりあえずどこか外国の名前を出されるとなんか格式高そうに聞こえるのが日本人なのです。

 

昔から使われてきたという実績は確かに凄いですが、だから安全というわけでは全くなくて医療が進歩していない発展途上国において危険性について十分な研究がされないまま使われてきたという可能性もあるわけです。

 

外国で使われていたからといって、気候や体の作りが異なる日本人に合うかどうかというのは別の話。これは何も健康食品にか限ったことではなく「外国ではこれが当たり前!日本は遅れてる!」系の話でもよく引き合いに出される話ですね。

 

だから外国で使われてきた歴史があるからといって、それは別に安全性を担保しているわけではありません。

天然の植物由来だから安心?

皆さんの脳裏には「人工物は危険!天然なら安全!」というのが無意識に刻まれていることでしょう。

 

そして多くの健康食品でも「天然だから安全!」を推してくるものはよく見られるんですが、そもそも何を持って人工か天然か分けるかというのも疑問です。

 

人為的に作り出したら人工!自然から取れるなら天然!

 

こう分けることは簡単ですが、この世には純粋に自然から取れた物質をそのまま使っているものなんてほとんどないと思います。

 

例えばペットボトルのミネラルウォーター1つをとっても、水源から引っ張ってきたものをそのまま使うのではなく必ず加熱・殺菌という人工的な処理が加えられます。ペットボトルという容器の製造も含めてこれは立派な人工物と言えるでしょう。

ミネラルウォーターは中身の水が自然由来だから人工物とは違う!と言うのなら、危険性の高い人工物として悪名高い甘味料「スクラロース」というものを考えてみましょう。

 

スクラロースは砂糖(スクロース)を塩素処理することで作られるわけですが、砂糖の原料となるのは天然のサトウキビ。スクラロースは「天然由来の甘味料」とすることもできるのです。

 

>>スクラロースの詳しい話や人工甘味料の安全性の話はこちらです!

 

つまりミネラルウォーターだろうとスクラロースだろうと、天然由来の物質に人工的な手を加えて作っているという点において変わりはなく、どちらも「人工物」であり「天然由来の物質」でもあり、その境界線は曖昧と言えるのです。

 

屁理屈のようにも思えるこの理論ですが、健康食品における「天然由来の物質だから安全!」というのはお決まりの常套句であり、その言葉には嘘偽りがありません。ただ、こんな風に元を辿れば大体の食品が「天然由来」なのです。そこを強調してもしょうがないんですよね。

 

それでもまだ「人工物は危険!天然は安全!」と言いますか?

 

そもそも自然から取れたものをそのまま食べたり飲んだりしたら逆に危険性が高いので、何らかの手を加えて安全性を高めるという目的のもとに多くの食品は作られています。そしてその方が安全性が高いというのも事実でしょう。

 

自然から取ったものをそのまま食べたら安全と言うのならフグ毒毒キノコだって安全ということになってしまいますよ。

合わせて読みたい!  ”痩せ菌”酪酸菌の効果は?増やす食事やサプリメントは?


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人工か天然かで危険性があるのか、安全性があるのかというのを分けるのはあまり意味がない話なのです。

 

要するに何が言いたいのかというと、安全性や危険性を測る上で基準にすべきなのは「食べたらどうなるのか?」ということの一点であり、それ以外の余計な周辺情報というのは必要ないということです。

 

だから逆に「ステビアは砂糖の300倍もの甘さがある!」ということからステビアの危険性を指摘するような意見もありますが、本来はステビアの危険性や安全性を評価する上では全く不要な話です。甘さが強い=危険性が高いわけではないんですからね。

ステビアの安全性・危険性

前置きが長くなりましたがここからが本番です。

 

前段のような余計な情報に踊らされるのではなく、具体的にステビアを食べたらどうなるのか?というまっすぐな目線で安全性・危険性をお話していこうと思います。

 

消化・吸収されない=低カロリー

ダイエット

ステビアの売りとも言える点は、何と言っても低カロリーなところです。

 

ステビアに含まれる甘味成分「ステビオシド」は、人間が消化酵素を持たない甘味料なのでこれを消化・吸収することは出来ません。吸収されないということは通常の砂糖のように取りすぎて脂肪として蓄積してしまう危険性がないということです。

 

これはステビアに限らず他の代替甘味料のキシリトールなどにも言えることですが、消化されないということは多量に取ると消化不良を起こして下痢を起こしてしまう危険性があるということでもあります。

虫歯になりにくい

ステビアは虫歯になりにくい甘味料です。

 

虫歯になるというのは、ショ糖などの糖類をいわゆる「虫歯菌」がエサにして不溶性グルカンというネバネバした物質を作って歯の表面にこびりついたり、乳酸を作って歯を溶かすことが原因で起こります。

 

ステビアは甘味料とはいえ「糖類」とは異なるものなのでこういった虫歯の危険性を示すことはありません。

 

誤解のないように「虫歯になりにくい」という言い方に留めたのは、ステビアだけを食べていればおそらく虫歯になることは無いと思いますが現実的には他のものも食べて糖類を取る機会もあるので「絶対に虫歯になる危険性はない、とは言い切れない」という意味を込めています。

 

血圧を下げる

ステビアを取ることで血圧を下げる効果があるという実験結果が得られたことがあります。

 

これは被験者を2組に分けて一方には500mgのステビオシドを1日3回に分けて投与して、もう一方には同じ量の偽薬(プラセボ)を与えて2組を比較するという実験で、最高血圧が150から140に、最低血圧が95から89に下ったというもの。

 

ただこの実験における投与量500mgというのは、ステビアの1日の許容摂取量(ADI)が4mg/kg(体重)/日であることを考えるとかなり多い量です。

 

これは体重60kgの人ならば1日に240mgということです。すでに1回の投与量で2倍以上になっているのです。

 

だから普通の人が常識的な範囲の量でステビアを摂取してもこの実験のような血圧を下げる効果というのは期待できないと思います。

 

まあ少なくとも、ステビアを取っても血圧に悪影響を及ぼすような危険性はないということですから、そこは心配しなくても良いということでしょうね。

不妊の危険性?

ステビアは人工甘味料のようなイメージもありますが、そこから派生したのか不妊を引き起こす危険性があるのではないか?とも言われています。

 

これは、古代ペルーにおいてステビアを「避妊薬」として使ってきたという経緯があることと、1968年にウルグアイの学者によって「ラットにステビアを投与したところ妊娠率が低下した」という実験結果が得られたことが理由です。

 

しかし実際にはステビアには避妊の効果もなければ不妊を引き起こすような危険性もないということが分かっています。それはその後にラットの実験をしても妊娠率を低下させるような結果が得られず、ウルグアイの学者の実験の再現性が不確かであることから明らかになったからです。

 

これは冒頭でもお話した「外国では○○年前から使われてきた」というのがいかに根拠がなくて無意味なことかというのをよく表していますよね。

発がん性の危険性?

これも不妊の危険性の話と同じで、人工甘味料のようなイメージがあることからステビアにも同じように発がん性があるのではないか、ということが言われています。

 

実際にはステビアが発がん性を示したという確かな実験報告はされておらず、現在ではステビアの発がん性の危険は否定されています。

 

今は実験結果が出ていないからと言って絶対に無いとは言い切れない!危険だ!

 

と言い出したらこれはもうキリがありません。いわゆる「悪魔の証明」という話であって「完全に危険性が無いこと」を証明するのは不可能です。

 

これはステビアに限らず、水やお米といった日常生活に欠かせないような食品であっても同じことです。そんなことを言い出したら何も食べられなくなってしまいますからね。

 

ステビアは可もなく不可もない甘味料

以上の話から、ステビアは安全性が高い甘味料と言えるでしょう。ただ私個人の所感としては、砂糖の300倍甘いという点を除けば他は特筆すべきところのない、面白みのない甘味料だな~といったところですね。

 

何よりも、ステビアは同じ「消化されない糖質」であるオリゴ糖のように大腸に届いてビフィズス菌のエサになるということがありません。

 

これがない限りはつまらない糖質だな~という私の感想は変わらないでしょう。

まとめ:ステビアとは人工甘味料なのか?安全性や危険性はどうなの?

ステビアとはどんな甘味料なのか?ということ、安全性や危険性がどうなのかということをお話してきましたがまとめると

・ステビアとは南米で昔から使われてきた天然甘味料
・ステビアには特筆すべき危険性は認められない
・ステビアは腸内細菌のエサにはならない!

 

ということですね。やはり腸内細菌のエサになるかどうかは重要で、これがなければいくら安全性が高いとは言っても体に良いとは言えないでしょう。

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