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腸内細菌というとビフィズス菌や乳酸菌などのいわゆる善玉菌と呼ばれるものが思い浮かびますよね。

 

もちろんこれらも重要なのですが、「酪酸菌」という腸内細菌があるというのはご存知でしょうか?

 

酪酸はバター(牛酪)から取り出されたことでこの名前がつきました。

そして酪酸菌は名前の通り酪酸を作り出す腸内の常在菌で、腸内フローラの話でもあまり登場することはないのですが、実は腸にとって結構重要な存在だったりするのです。

 

こちらでは

・酪酸とはどんな物質なのか?
・酪酸菌の重要性とはどんなものなのか?
・酪酸菌を増やすための食事やサプリメントとは?

ということについてお話していきたいと思います。

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酪酸とは

酪酸というのは、腸内細菌が水溶性食物繊維やオリゴ糖を代謝して作り出す短鎖脂肪酸の一種です。

 

短鎖脂肪酸には酪酸のほかには酢酸プロピオン酸などがあり、通常「短鎖脂肪酸」というのはこの3つのことを指します。

腸内環境

3つある短鎖脂肪酸の中でも、大腸のエネルギーとして最も使われるのがこの酪酸です。

 

そのため酪酸は最も重要な短鎖脂肪酸と言っても過言ではないでしょう。

免疫力も向上させる酪酸

実は酪酸は、体の免疫力を向上させる効果もあります。

 

腸内細菌によって酪酸が生み出されると、炎症やアレルギー反応を抑制する「制御性T細胞」という細胞が増殖します。

 

これを裏付けるデータとして大腸がんの人や潰瘍性大腸炎にかかっている人は酪酸が少ないというものがあります。そして大腸炎のマウスの腸に酪酸を直接散布して大腸炎を抑制した実験もありますね。

 

そして酪酸にはガンになりかかった細胞を除去する効果があることも知られております。

酪酸を直接取るのは難しい

酪酸は腸内で作られて様々な効果をもたらしてくれますが、酪酸そのものはとにかく臭いです(笑)。

 

元々はバター(牛酪)から取り出したことから酪酸という名前が付いたのですが、熟した銀杏の臭いや足の臭いの原因にもなっている物質です。

銀杏

実験で使っている時に服に酪酸の臭いが染み込んでしまって、電車に乗ったら周りから人がいなくなったという話も聞くほどですから、こんなものを口から直接取ろうと思ってはいけません。

 

だからサプリメントで酪酸を取るというのは考えずに、「酪酸を腸内で増やしてくれる」サプリメントを取ることを考えましょう。そもそも酪酸などの短鎖脂肪酸を口から取ろうとしたところで、消化液に分解されて腸には届きませんから。

 

そのために、酪酸ではなく「酪酸を生み出す酪酸菌を取る」という一歩引いた考え方になるわけですね。

酪酸菌の重要性

善玉菌の代表選手はその99.9%を占めるビフィズス菌だということは何回もお話している通りです。

ビフィズス菌

ビフィズス菌というのは水溶性食物繊維やオリゴ糖をエサにして酢酸、乳酸を作り出します。酢酸は上記の説明のとおり短鎖脂肪酸の一種で、乳酸もプロピオン酸や酪酸の材料になるのでこれが最重要な善玉菌というのは間違いありません。

 

しかし、前にお話した時はそこまで詳しく言っていなかったのですが、このビフィズス菌が作り出した乳酸をプロピオン酸や酪酸に変える菌がなくては本当の意味で腸内フローラを改善したことにはなりません。

 

乳酸それ自体も腸内を酸性に保ってくれる良い酸とはいえ、乳酸そのままでは大腸のエネルギーにはならないのです。

 

まあビフィズス菌も酪酸菌に働きかけて酪酸を生み出すように促すという相互作用の関係にあるので、結局はビフィズス菌も酪酸菌もどっちも大事ということになるのですが。

酪酸菌には一部有害なものもある?

酪酸菌というのは、ちょっと専門用語的になっちゃうのですが「クロストジリウム」に属する菌で、クロストジリウムというのは一般的に悪玉菌や日和見菌に分類されることがあります。

 

それは、酪酸菌の一部に悪玉菌と同じ栄養を好むものがあるからで、実際に土壌や淡水中など自然界に広く存在する酪酸菌には食中毒を引き起こすような有害な菌もいます。

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ただこれがあくまでも言葉の上での分類であって、私たちが考えたいのはあくまでも良い効果をもたらす「酪酸菌」についてです。

 

おそらく酪酸菌という言葉はテレビなどで腸内フローラの特集をやっている時でもあまり聞いたことがないと思いますが、このように分類がしづらくて視聴者にわかりづらいため完全に省略する形にしているのではないでしょうか。

酪酸菌について正確に言おうとすると

「悪玉菌の仲間に分類されることもあるんだけど善玉菌みたいな酪酸菌もある」

ってずいぶん回りくどい説明になっちゃいますもんね。

 

ま、そもそも「善玉菌」「悪玉菌」という分類自体が単純すぎてあまり意味がないことと言えるんですけどね。

酪酸菌を増やすためには

酪酸菌を増やすための方法としてまず考えられるのが「酪酸菌を含む食べ物を取る」ということですよね。

 

ただ酪酸菌という菌自体がそれほどメジャーな存在ではないということもあってか、酪酸菌を含む食事について詳しく書いてあるところはそれほどありませんでした。

 

私が調べた限りでは、長寿村として有名な群馬県の南北村というところに住む93歳の女性が「シソ」を普段から食していたことが理由で腸内に酪酸菌が多く存在していたことからシソに酪酸菌が多く含まれているということと、あとはぬか漬けにも酪酸菌が多く含まれているということが分かりました。

 

ただシソもぬか漬けも味にクセがある食品であって、食事で毎日取るということはよほどそれが好きでなければ難しいような気がします。

 

酪酸菌を含むサプリメント

食事で取るのが難しいとなれば酪酸菌を含むサプリメントを取るというのも一つの手段でしょう。

 

酪酸菌を取れるサプリメントというと、ミヤリサンやビオスリーというものが有名です。

 

ミヤリサンに含まれるのは宮入菌という酪酸菌で、1933年に発見されたかなり長い歴史を持つものです。

 

宮入菌は熱や酸に強い生命力がある菌で、胃酸に一時間浸されてもその影響を受けないことから生きたまま腸に届けることができます。また、その生命力の強さからか使用期限も三年と非常に長いのも特徴です。

 

こういった使い勝手の良さが70年以上も続くロングセラー商品として君臨しているのかもしれませんね。

 

 

ビオスリーというのは「スリー」という名前からも少し予想がつくとは思いますが、酪酸菌だけでなく乳酸菌、糖化菌という菌を一緒に取ることができ、これらが共存することにより酪酸菌が相乗効果で増えるのだそうです。

 

乳酸菌は主にビフィズス菌を増やすサポートをする菌だと思っていましたが、酪酸菌をも増やす効果があるというのは正直乳酸菌を侮っていました。

 

あ、もちろんこれらの市販薬に含まれる酪酸菌は有害なものではありませんよ。

 

あとは痩せ菌を増やすサプリメント「LAKUBI」にも酪酸菌が含まれていますね。

こちらは酪酸菌とビフィズス菌に加えてオリゴ糖も一緒に取ることが出来るのでオススメですね。

 

あとは「αグルコシダーゼ」という糖質を分解する酵素の働きを阻害して、従来の糖質を大腸に運んでエサにできるという点も効果的です。

 

LAKUBIの詳細はこちら

酪酸菌のエサになる水溶性食物繊維やオリゴ糖

酪酸菌を含む食事を取ることが難しいなら、酪酸菌が活性化するためのエサになるものを含む食事をとるという方法もありますね。

 

酪酸菌は水溶性食物繊維やオリゴ糖をエサにして酪酸を生み出しますので、これらを含む食事を取ることが有効です。まあ、水溶性食物繊維やオリゴ糖というのは酪酸菌に限らずビフィズス菌のエサにもなるということはこちらで何度もお話していますからこれはいつもの話と同じですね。

 

オリゴ糖や食物繊維のように「腸内の善玉菌のエサになるもの」はプレバイオティクスと呼ばれていますが、外部から善玉菌を直接取り入れるのと違って色々な種類の善玉菌を増やすことが出来るという利点があります。

 

個人的にはオリゴ糖のようなプレバイオティクスを取ることが一番良いと思いますね。

 

私が使っているオリゴ糖は数種類のオリゴ糖が黄金比率で配合されていてオススメです。

まとめ:酪酸菌とは?その効果は?増やすための食事やサプリメントは?

酪酸の効果や酪酸菌の重要さ、酪酸菌を増やす方法などのお話をしてきましたがまとめると

 

・酪酸は乳酸から作られる短鎖脂肪酸の一種で、大腸のエネルギー源になる重要な存在
・酪酸を作る酪酸菌を増やすには、サプリメントを取るか水溶性食物繊維やオリゴ糖を取ることが重要

 

ということですね。酪酸菌を増やすことも重要ですが、やはり一番にはビフィズス菌を増やすということを考えるようにしましょう。

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