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ラフィノースという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

これはオリゴ糖の一種で、ビート(甜菜)から取れることからビートオリゴ糖なんて呼ばれていたりもします。

ビートオリゴ糖
ビート(甜菜)

「オリゴ糖はオリゴ糖でしょ?」と思うことなかれ。実はオリゴ糖の中でもラフィノースは特に効果が高いとされているのです。

 

ここではラフィノースとは何なのか?その効果はどのようなものなのか?ということをお話していきたいと思います。

 

ラフィノースとは

ラフィノースとは天然オリゴ糖の種類の一つで、ガラクトース、フルクトース、グルコースの単糖がくっついた三糖で、甘さはスクロース(砂糖の主成分)の20%程度です(ラフィノースを構成するガラクトース、フルクトース、グルコースはいずれも高いビフィズス菌活性を示す単糖類です)。

 

主にビート(甜菜)から抽出されるためビートオリゴ糖と呼んだりしますが、ビート以外にもキャベツ、ブロッコリー、アスパラガス、ジャガイモ、大豆、ブドウ、ユーカリなどの野菜や果物にも含まれるオリゴ糖です。

ビートオリゴ糖、ラフィノースの一番の特徴は「天然の植物から抽出されること」にあります。

 

オリゴ糖自体は自然界に存在する野菜や果物に含まれてはいますが、工業的に生産するとなるとまた話は別で、フラクトオリゴ糖のようにショ糖を原料にして作られたり、イソマルトオリゴ糖のようにデンプンを酵素分解して作られたりと、通常のオリゴ糖は人工的に作られることが多いのです。

 

しかしこのラフィノース、ビートオリゴ糖というのは人為的に化学変化させるのではなく、天然のビート(甜菜)から抽出されるというかなり珍しい天然のオリゴ糖なのです。だからラフィノースは「世界で唯一の天然オリゴ糖」なんて呼ばれ方もしていますね。

 

しかもビートにはラフィノースは0.1%しか含まれていないという、かなり希少なオリゴ糖になります。

 

ビートという作物は日本国内では北海道が唯一の生産地となっていますが、ご存知のように北海道は日本で最も寒い地域です。

 

そしてビートは二年草といって種を植えてから収穫までに二年かかる作物ですので、一度越冬する必要が出てきます。北海道の寒い冬を乗り切るためには自身が凍結しないように守る必要があり、そのためにラフィノースを蓄えているのです。

 

ビートからラフィノースを抽出する方法というのは、具体的にはビートから砂糖を作り出す時の副産物である「ビート糖蜜」から抽出されて結晶化されるという工程を踏みます。

 

ラフィノースの安全性は医療の現場でも用いられており、臓器移植の際の輸送液として臓器の保存性を高める成分として配合されている唯一のオリゴ糖です。

 

医師も便秘解消に高い効果があるとしてこのラフィノースを推奨していますね。こちらの歯医者さんは虫歯予防のために、ラフィノースでの腸内環境改善を推奨しています。

ラフィノースの効果

まず、難消化性のオリゴ糖の効果については当サイトで散々説明している通り、胃や小腸で分解・吸収されずに大腸へ届いて善玉菌であるビフィズス菌のエサになって短鎖脂肪酸を作り出したりビフィズス菌そのものを増やすという効果が期待できます。

 

そもそもオリゴ糖が何なのかよくわからない!という人は下記をご覧いただければと思います。

 

>>オリゴ糖って何なの?具体的な効果は?

 

オリゴ糖がもたらす効果はラフィノースも同様です。中にはイソマルトオリゴ糖のように一部が消化されやすいオリゴ糖も存在しますが、ラフィノースは消化されにくくそのほとんどが大腸へ届けられます。

 

そしてラフィノースを構成するガラクトース、フルクトース、グルコースの単糖類は大腸に届けられるといずれも高いビフィズス菌活性効果を示します。

 

こちらの表はそれぞれの糖類がビフィズス菌活性をどれくらい示すかというのを表したものです。

 

ガラクトース、フルクトース(フラクトース)、グルコースはいずれも高い効果を示しており、またこれらに分解される前のラフィノースそれ自体も高い効果を示していますね。

 

そしてビフィズス菌が生み出す短鎖脂肪酸の効果をざっとあげると

・腸内を酸性に保って悪玉菌の繁殖を防ぐ
・腸の蠕動運動を活性化させる
・病原菌などの有害物質から守るバリア機能の強化
・余計な脂肪の分解
・糖尿病の予防
・免疫機能の調節によるアレルギー抑制
・大腸がんの予防
・カルシウム吸収を促して骨の強化
・妊娠しやすい体づくり

 

こんなところですね。この短鎖脂肪酸を生み出すための餌になるのがオリゴ糖であり、ラフィノースです。

 

一般的なオリゴ糖の効果について知りたいという方は次の話をご覧いただければと思います。

 

>>オリゴ糖とは何なのか?具体的な効果は?

 

ここではもう少し踏み込んで、ラフィノースが持つほかのオリゴ糖にはない効果ということをお話していきましょう。

ラフィノースは血糖値を上昇させない

ラフィノースの甘さは砂糖の20%程度で、カロリーは砂糖の半分の2kcal/g程です。

 

これを見ると甘さが20%なのにカロリーは半分で割に合わないって思いますか?

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しかし実はオリゴ糖のカロリー換算というのは砂糖などとは異なり、オリゴ糖がビフィズス菌に代謝されて作られる短鎖脂肪酸で換算されているのです。つまり単純にラフィノースのカロリーが砂糖の半分だからといって、太りやすさも半分というわけではありません。

 

オリゴ糖のカロリーの話はこちらでしておりますが、短鎖脂肪酸は余計な脂肪や糖分の蓄積を抑制する効果がありますから見た目の数値上のカロリーで考えるのはあまり正確ではないのです。むしろオリゴ糖はダイエットに使われていたりもしますからね。

代謝

食べ物に対してGI(グリセミック・インデックス)という指標を用いることがありますよね。摂取することでどれだけ食後の血糖値を上昇させるかというのを示す指標で、血糖値上昇後に分泌されるインスリンというホルモンが糖を脂肪として蓄積することから、GI(グリセミック・インデックス)は単純なカロリーよりも「太りやすさ」を示す数値としてより正確なものになっています。

 

そのGI(グリセミック・インデックス)で見ると、砂糖が109なのに対してラフィノースのそれはなんと限りなく0に近いという代物なのです。

 

オリゴ糖のGI(グリセミック・インデックス)は平均すると大体20前後ですから、ラフィノースは数あるオリゴ糖の中でもダントツにGIが低い種類になります。

 

甘さが砂糖の1/5とはいえ、その短所を補って余りあるほどの効果を持っていると言えるでしょう。

酸や熱に強い

オリゴ糖の腸内フローラを改善する効果のカギとなるのは「分解されずに大腸へ届く」ことにあります。

 

逆に言えば、酸や熱といった外部要因によって分解されてしまうとただの糖になってしまうので大腸へ届けられる前に吸収されてしまうということです。

 

このラフィノースは酸にも熱にも強いという強みを持っているため、オリゴ糖の中でも高い効果を発揮する事ができるのです。

腸内環境

 

例えば他のオリゴ糖を見ていくと、玉ねぎやゴボウなどに含まれていてショ糖から人工的に作る事もできるフラクトオリゴ糖は酸にあまり強くないですし、市販のオリゴ糖シロップによく使われているイソマルトオリゴ糖は、一部消化性のオリゴ糖でありオリゴ糖の中で最も分解されやすい性質を持っています。

 

ラフィノースは胃酸や胆汁酸にも分解されずに大腸へ届きます。140℃までの熱にも安定していますので料理に使っても問題ありませんし、酸にも熱にも安定なオリゴ糖なのです。

 

アトピー性皮膚炎の改善

カンジタ菌というものは腸内細菌でありながらカビの一種なのですが、これが腸内で増えすぎると有害物質を放出してアレルギーになります。

 

そこで、ラフィノースを継続的に摂取することによってカンジタ菌を抑制してアトピー性皮膚炎改善の効果が得られたというものが論文として発表されております。

 

これはラフィノース特有の効果というよりはオリゴ糖全体の効果という気もするのですが、私が調べた限りではどういうわけか実験としてオリゴ糖の健康効果を確かめる時にはラフィノースが優先して使われているようなのです。

 

アトピー性皮膚炎改善効果の他には、オリゴ糖の免疫賦活作用の研究報告においてもラフィノースが使われていますね。

 

前述のようにラフィノースには安定性があるというのがオリゴ糖の実験で使われる理由なのだと思いますが、それはつまり「最も確実に効果が得られるオリゴ糖」ということを裏付けているのではないでしょうか。

 

吸湿性がない

ラフィノースはオリゴ糖の中で唯一、吸湿性を全く示しません。湿度90%で保存しても全く吸湿しないという脅威の安定性なのです。

 

臓器移植の際の輸送液としてラフィノースが使われているということはお話しましたが、これはラフィノースに吸湿性がないことを利用して外部からの水分の侵入を防ぐために使われているのです。

 

吸湿性がないため、粉末状にするとサラサラして使いやすいという特徴があります。これはラフィノースの効果の凄さというよりは日常での使い勝手の良さという感じですね。

 

以上のような安定性や使い勝手の良さなどが他のオリゴ糖には無いラフィノースの利点ですね。

 

ラフィノースそれ自体が高い効果を示すオリゴ糖と言えますが、より高い効果を得ようと思った場合には「ラフィノースだけ」を取るよりも他の種類のオリゴ糖も一緒に取ることが望ましいです。なぜならビフィズス菌にも色々な種類があってそれぞれ好んで食べるオリゴ糖の種類の異なるからです。

 

スーパーやドラッグストアで売られているような市販のオリゴ糖は、大抵の場合一種類しかオリゴ糖が含まれていなかったり、砂糖や人工甘味料など余計なものが入っていて純度が低いものが多いです。

 

私が使っているオリゴ糖にはラフィノースを主成分として、様々なオリゴ糖が黄金比率で配合されています。

 

どんなオリゴ糖を選んだら良いのかわからないという人は参考にしてみてください。

まとめ:ビートオリゴ糖(ラフィノース)とは?その効果は?

ラフィノースとは何なのか?ラフィノースの効果はどのようなものなのか?というお話をしてきましたが、まとめると

・ラフィノースはオリゴ糖でも珍しい天然のオリゴ糖
・ラフィノースは酸や熱に強い安定性を持つ
・ラフィノースは吸湿性が全くないためサラサラしている
・ラフィノースは優秀なオリゴ糖だけどできれば複数のオリゴ糖を取ったほうが良い

 

ということですね。オリゴ糖を選ぶならこのラフィノースが含まれていて、かつ複数の種類のオリゴ糖を含んでいるものを選びましょう!

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