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健康食品などでよく目にする「難消化性デキストリン」というものがありますが、どうも名前がもろ化学っぽくてとっつきにくく難しそうな印象がありますよね。

 

難消化性・・・そのまま聞けば消化しにくいってことなんですが消化しづらいんだったら逆に体に害があるんじゃないか!?って思いませんか?

 

また、デキストリンという言葉を聞きなれないと添加物のような害や危険性がありそうな気がしてきますね。

 

こちらではそんな難消化性デキストリンとは一体どういうものなのか?また難消化性デキストリンには何か害や危険性・副作用はないのか?ということについてお話していきたいと思います。

 

デキストリンとは

デキストリンというのは、デンプンやグリコーゲンなどの多糖類を加水分解することで得られる低分子の炭水化物のことを言い、その中でも消化しにくいものを難消化性デキストリンと言うのです。

 

これってどこかで聞いたことありませんか?

 

そう、オリゴ糖とほとんど同じものなのです。

オリゴ糖

 

じゃあオリゴ糖と難消化性デキストリンはどう違うのかというと、その構造に若干の違いがあります。

 

 

難消化性デキストリンはトウモロコシジャガイモなどに含まれるデンプンを加水分解して、その中から難消化性の成分のみを抽出することで作られます。

 

デンプンから作られる難消化性の物質というのはレジスタントスターチというものがありますが、難消化性デキストリンというのはこのレジスタントスターチと共に「でんぷん由来の食物繊維」として通常の食物繊維とは分けて考えられております。

 

レジスタントスターチについてはこちら

 

レジスタントスターチと難消化性デキストリンの違いはその大きさにあります。

 

レジスタントスターチの方が大きく、難消化性デキストリンはそれよりも細かくなっていてちょうど食物繊維とオリゴ糖の関係に似ています。

 

天然成分=安全というのは間違い!

難消化性デキストリンなんて、いかにも危険な化学物質のような名前だと思いきや実は天然由来の成分だったのです。な~んだ、じゃあ害はなくて100%安心・・・というわけではありません!

 

世の中には様々な健康食品やサプリメントが存在しており、何かとこういう「天然由来成分配合!」とか「100%自然由来!」なんて謳い文句を耳にしますよね。

 

私はこういう「天然由来成分」という謳い文句に常に疑問を持っていて、これに対する反論としてフグ毒だってベニテングタケのような毒キノコだって天然由来成分なのですよ、ということをいつも話しています。

 

もっと身近な例で言えばタバコだって100%天然由来の植物です。

 

仮にタバコの粉末を溶かした水を「100%天然成分配合で害のない化粧水です!」なんて言って売っててもそれは嘘じゃないですよね。

 

私は何も、難消化性デキストリンには危険性があとか副作用がある!という話をしているのではありません。

 

天然成分だから害はないと安心しきって思考停止をしてしまうことに対して警鐘を鳴らしているだけです

 

だから、難消化性デキストリンが安全なのか、危険性や副作用があるのかというのはここで結論づけるのではなく、もう少し具体的に見てからにした方が良いと思います。

 

難消化性デキストリンの危険性や副作用とは?

 

では難消化性デキストリンには具体的にどんな危険性や副作用などがあるのか?ということをお話していきましょう。

 

難消化性デキストリンはアメリカのFDA(食品医療品局)において摂取量の上限が定められていないほど安全な食品と認められており赤ちゃんの離乳食にもとろみを付けるために含まれているほか、特定保健用食品として許可されております。

 

まあこの辺りは昔やっていたD〇CのCMで「○○部門第一位!□□部門第一位!」なんて言っていたのと同じようなものです(笑)。

 

もう少し具体的に見ていていくことにしましょう。

 

難消化性

難消化性デキストリンという言葉でどうしても気になるのは「難消化性」という部分ですよね。

 

難消化性デキストリンは多くの場合環状の構造をしており、これに対して人間は消化酵素を持っていないために消化しづらくなるのですが、これは危険性があるということではありません。

 

消化しづらいを言い換えると、胃や小腸で分解されずに大腸にまで届くということです。

腸内環境

 

これはオリゴ糖の話の時にもしましたが、私たちの腸内に存在するいわゆる善玉菌の一種であるビフィズス菌はこういった分解されずに大腸に届いた食物繊維、オリゴ糖、難消化性の糖質というのが大好物です。

 

オリゴ糖についてはこちら

 

ビフィズス菌はこれをエサにして乳酸や酢酸などの短鎖脂肪酸を産出して腸内フローラをきれいに整えてくれます。

 

だから難消化性デキストリンもオリゴ糖や食物繊維と同じく、腸に届いてビフィズス菌のエサになって腸内フローラを改善してくれるということなのです。

 

ただ、難消化性というのは過剰に摂取することで消化不良を起こし、そこから下痢をしやすくなります。

子供 腹痛

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難消化性デキストリンに限ったことではなく、食物繊維やオリゴ糖にも同じことが言えるのですが食べ過ぎは下痢を引き起こす危険性・副作用があるので注意が必要です。

 

100%天然由来でも安全とは限らない

難消化性デキストリンは100%天然由来の成分であり、また食用として普段食べているジャガイモやトウモロコシから作っているというのは間違いありません。

 

ただ、だから害がないのか、というとそうではありません。

 

なぜかというと、こういった自然食品から不自然なほど精錬された物質を抽出していると考えられるからです。

 

もっと簡単に言えば、濃度が濃すぎるんです。

 

例えば水分というのはすべての生物にとって無くてはならない必須の成分ですが、これを取りすぎたら体にとっては害になるというのは当然のことです。

 

過剰な水分を摂取すれば、それを害と判断した体は尿や下痢という形で体外へ排出しようとするでしょう。

 

ましてや、前述のとおり難消化性デキストリンは取りすぎると下痢を起こす副作用がありますので、取り過ぎには注意しましょうね。

 

おならが出やすくなる

難消化性デキストリンの摂取によりお腹にガスが溜まっておならが出やすくなってしまうという副作用があることも報告されています。

これは、腸内の悪玉菌が難消化性デキストリンをエサにしてガスを発生させるからです。

 

基本的に難消化性デキストリンやオリゴ糖などの糖質をエサにして活性化するのは善玉菌であるビフィズス菌であり、悪玉菌にとってこれらはそれほど好物ではありません。

 

しかし腸内フローラが悪化していて善玉菌が少なく悪玉菌が多い状態だと、「あまり好きじゃないけど余ってるならもらおうかな」という悪玉菌が出てきて、これが難消化性デキストリンやオリゴ糖を食べてガスが発生するのです。

 

また、善玉菌自身もこれらをエサにしてガスを発生させます(無臭ですが)。

 

ただこれは腸内フローラが悪化していることから起こる一時的なものですので、難消化性デキストリンなりオリゴ糖なりを食べて善玉菌が優位になれば徐々に解消されていくことでしょう。

 

便秘

難消化性デキストリンには整腸作用があり、便秘を改善する効果がありつつも逆に便秘を引き起こすという矛盾を抱えています。

難消化性デキストリンは多くの場合に環状の構造を取っており、外側は水分と相性がよく内側は油分と相性が良いというふうになっているのですが、これにより水分を吸収してゲル化する性質を持っています。

 

難消化性デキストリンを取った場合には一緒に水分も取らないと腸内の水分を吸収してしまうため、便自体は水分を含んで柔らかくなるものの腸内での滑りが悪くなってしまい、結果として便秘になってしまう危険性があるのです。

 

適切な量の難消化性デキストリンは腸内フローラ改善の効果

これらが難消化性デキストリンを取ることによる危険性・副作用になりますが、総じて言えるのは「取りすぎるとあまり良くない」ということに尽きます。

 

これは難消化性デキストリンだけでなく何にでも言えることなので、適切な摂取量を守っていればこういった危険性・副作用にさいなまれることは少ないでしょう。

 

難消化性デキストリンについて否定的な話もしてきましたが、量さえ気を付ければ難消化性デキストリンは

 

・脂肪の吸収を抑える
・糖分の吸収を抑える
・内臓脂肪を減らす
・ミネラルの吸収率をアップさせる

 

といった様々な健康効果が期待できるでしょう。

 

 

でもオリゴ糖の方が使いやすいと思います

とはいえ、難消化性デキストリンと似たような構造をしているオリゴ糖の方が使い勝手は良いように思えます。

オリゴ糖

難消化性デキストリンは糖質ではありませんので、当然甘さもありません。無味無臭だから何にでも入れられるっていうのは強みではあるんだけど、オリゴ糖の方は甘味料として砂糖の代替品として様々な使い道があるんですよね。

 

使い道が多い分、それを取る機会が増えるということです(もちろんオリゴ糖も取り過ぎは下痢などの副作用があるので注意です)。こういう健康食品って「続けること」が何より大事ですから、その点で有利なのは大きいと思います。

 

味のしない難消化性デキストリンを料理や飲み物に入れ続けるって、別に入れても入れなくても味が変わらないのだからそのうち忘れてしまうということもあります。

 

オリゴ糖はカロリーが・・・?

そうそう、オリゴ糖って「糖」だからカロリーとか気になるって人も多いでしょう。

 

ただオリゴ糖のカロリー表示というのは砂糖などとは異なり短鎖脂肪酸で換算された数値なのです。

 

短鎖脂肪酸は大腸のエネルギーになったり、肝臓や筋肉で代謝されますからそれで見たカロリーということなんですね。

 

つまり見かけ上のカロリーは砂糖の半分くらいになっているものの数値にそれほど意味はなく、むしろ余計な脂肪や糖分の蓄積を抑制するダイエット効果も期待できるものなのです。まあこの点は難消化性デキストリンも同じなんですけどね。

 

 

ま、色々とうだうだ言ってきましたけど(笑)、要するに私が言いたいのはこういうこと。

 

甘いオリゴ糖の方が良くない?

 

無味無臭の方が使いやすいという人は難消化性デキストリンを使えばいいと思います。

 

※追記

週刊新潮の「トクホの大嘘」という特集でこの難消化性デキストリンについて効果がない!という風に言われていましたね。

 

例えオリゴ糖と似たような構造をしていても、ビフィズス菌が好んで食べないので短鎖脂肪酸を作らないといった原因があるのかも?そうなるとやはりオリゴ糖のほうが効果的なのではないかと思います!

まとめ:難消化性デキストリンに便秘の危険性や下痢の副作用がアリ!おならも!

 

難消化性デキストリンとはどういうものなのか?という基本的なことや難消化性デキストリンがもたらす危険性・副作用についてお話してきましたが、まとめると

 

・難消化性デキストリンとは、トウモロコシやジャガイモから作られる炭水化物である
・難消化性デキストリンは天然由来100%の成分だけど過剰摂取は害になる
・摂取量さえ守れば難消化性デキストリンは腸内フローラ改善に役立つ!
・使い勝手は難消化性デキストリンよりもオリゴ糖の方が上!

 

ということですね。危険性とか副作用というほど深刻な被害をもたらすわけではありませんが、量はほどほどにしておきましょうね!

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