オリゴ糖は腸内環境改善の万能アイテムですが、下痢・軟便・過敏性腸症候群などの「お腹がゆるい体質」に対しては逆効果になってしまう可能性があります。
オリゴ糖は
・短鎖脂肪酸によって蠕動運動を活性化する
・難消化性という性質から取りすぎるとお腹を下す
という性質を持っているからですね。
かといって下痢止め薬は正露丸に代表されるように副作用が心配です。
そこでオススメしたいのは「黒梅日和」という自然に下痢・軟便体質を改善してくれるサプリメントです。
こちらでは黒梅日和にどんな成分が含まれていてどんな効果があるのか?ということをお話していきたいと思います。
目次
下痢・軟便体質を治す方法は?
まず考えたいのが、下痢・軟便の治し方にはどのような方法があるのか?ということですが、
・生活習慣の改善(主に食生活)
・下痢止め薬を使う
などが思い浮かびますね。これらはどうなのでしょうか?
生活習慣の改善
お金をかけないで下痢・軟便体質を改善したいというのならば、まず最初に思いつくのは「生活習慣の改善」ということになるでしょう。
食事、運動、睡眠といったところから体のトータルケアを考えなくてはいけません。
これが出来ればあらゆる健康の問題は解決すると思いますが・・・それが出来れば苦労はしません。
例えば食事一つとっても「どの食べ物が下痢・軟便の原因になっているか」ということを簡単に特定出来るのでしょうか?
豚骨ラーメンを食べて下痢になったらそれは豚骨ラーメンのせいでしょうが、慢性的な軟便体質となると食事からの特定は難しいのではないでしょうか。
下痢・軟便体質の改善に良い食べ物というのもいくつかあります。
おかゆ、煮込みうどん、野菜スープ、イモ類、納豆、大豆、豆腐、バナナ、リンゴ、などは胃腸への負担が弱くて下痢・軟便体質の改善に良いとされていますね。
しかし毎日こういうものだけを食べる生活というのが果たして可能でしょうか?
毎日の食事を見直して脂物を控えよう、と言っても付き合いなどで外食せざるを得なかったりしますよね?
これに加えて運動や睡眠にまで気を付けるとなると、もはやアスリートの領域です。
暴飲暴食を控える、辛いものを食べ過ぎないようにする、アルコールの摂取を控える、冷たいものを取りすぎないようにする、くらいなら出来ると思いますけどね。
下痢止め薬は危険すぎる
次に「下痢止め薬」を飲むということですが・・・。
活発になりすぎた蠕動運動を抑えるという意味でも薬は効果的でしょう。
ただ下痢というのは体が必要があってそうさせていることなので、薬で無理に止めようとするとかえって健康を害することがあります。
そもそも下痢止め薬を常用することは副作用を招く恐れがあります。
例えば下痢止め薬として有名な正露丸にクレオソートという物質が含まれています。
クレオソートというのは、フェノール(14.5%)、クレゾール(16.8%)、グアヤコール(23.8%)、クレオソール(19.1%)、エチルグアヤコール(6.4%)が混合するフェノール系化合物のことで、解毒剤が存在しない「劇薬」として知られています。
何しろクレオソートは皮膚に触れるだけでもヤバい物質なのです。
正露丸の添付文書にも
皮膚に付着したらせっけん及び湯を使ってよく洗ってください
という記載があります。そんなヤバいものを飲んでるって考えると怖いですよね・・・。
そのあまりのヤバさから、正露丸は5歳未満の子には絶対飲ませないようにという記載もあります。
だから下痢止め薬による改善など初めから選択肢としてはいけません。
薬を使わずに腸内環境を改善するには?
薬を使わずに腸内環境を改善できるアイテムの筆頭はオリゴ糖です。
難消化性の糖質であるオリゴ糖は、摂取しても小腸で吸収されずに大腸に届けられます(オリゴ糖の効果の詳細はこちらをご覧ください)。
大腸に届けられたオリゴ糖はビフィズス菌のエサになって短鎖脂肪酸という物質を生み出します。
※短鎖脂肪酸の酢酸、プロピオン酸、酪酸
「腸内フローラの改善をしよう」
「善玉菌を増やそう」
などと言いますが、そもそも腸内フローラの改善や善玉菌を増やすことの意味というのは全て大腸内で短鎖脂肪酸を作ることにあります。
短鎖脂肪酸は
・腸内を酸性に保って悪玉菌の繁殖を防ぐ
・腸の蠕動運動を活性化させる
・病原菌などの有害物質から守るバリア機能の強化
・余計な脂肪の分解
・糖尿病の予防
・免疫機能の調節によるアレルギー抑制
・大腸がんの予防
・カルシウム吸収を促して骨の強化
・妊娠しやすい体づくり
といった様々な効果をもたらします(短鎖脂肪酸の詳細はこちら)。
この中の「腸内を酸性に保って悪玉菌の繁殖を防ぐ」は正に軟便を解消するカギとなります。
とにかくオリゴ糖というのは腸内環境のトータルケアにピッタリなんですね。
オリゴ糖は下痢・軟便を悪化させる可能性が・・・
短鎖脂肪酸を増やす方法として最も効果的なのはオリゴ糖です。
オリゴ糖が生み出す短鎖脂肪酸は腸のトータルケアをしてくれうので、オリゴ糖は薬を使わずに腸内環境を整えるのにうってつけのアイテムなのですが・・・
オリゴ糖は取りすぎると下痢になるという副作用を持っています。
これはオリゴ糖の「消化されない」という性質が原因です。
消化されない物質が大腸に多く溜まると、浸透圧が働いて水分が多くなって下痢になります(浸透圧性の下痢)。
これはオリゴ糖に限らず「消化されないもの」なら何でも起こることで、有名なものにキシリトール配合のガムがあります。
一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなることがあります。
と記載してありますね。これが正に浸透圧性の下痢のことで、オリゴ糖にも同じことが言えるのです。
長期的な視点で見ればオリゴ糖を取ることで腸内環境が改善されて下痢・軟便体質も良くなっていくとは思いますが、逆に悪化してしまうことも考えられます。
さらに言うと短鎖脂肪酸は大腸のエネルギー源になって蠕動運動を活発にするので、蠕動運動が活発になりすぎている下痢・軟便体質の人には逆効果になってしまうと思います。
そこで、活発になりすぎた蠕動運動を抑制するためのサプリメントが黒梅日和というわけなんですね。
黒梅日和とは
黒梅日和は、私が最もオススメのオリゴ糖として紹介しているカイテキオリゴの販売元の「北の快適工房」が下痢や軟便体質を根本的に改善するためのサプリメントとして発売しているものです。
単なる下痢止めのように一時しのぎをするのではなく、根本的に下痢・軟便体質を改善するために作られました。
黒梅日和に含まれている下痢・軟便を改善する主な成分は
・梅肉エキス・・・強力な殺菌作用で慢性的な下痢や軟便を改善する
・ガジュツ末(紫ウコン)・・・強力な殺菌作用でピロリ菌などを除去する
・アロニアエキス・・・ポリフェノールで下痢・軟便体質を改善する
で、これを最も効果的な黄金比率で配合しています。
これらをもう少し個別に詳しくお話していきましょう。
梅肉エキス
※参考画像 梅のある生活
梅肉は梅の薬効が凝縮されており、昔から家庭の万能薬として重宝されてきました。
梅肉エキスは梅干しよりも強力な殺菌効果を持ち、飲むことで食あたり、赤痢、コレラなどの伝染病防止にも役に立ってきました。
以下は梅肉エキスの効果として知られているものです。
抗ストレス、鎮痛、蠕動運動、活性酸素除去、殺菌、抗アレルギー、疲労回復、血流、ウイルス活性阻害、肝機能、結石、美容・・・
梅肉エキスには様々な効果があるのですが、この中で注目すべきなのは蠕動運動と殺菌です。
中でも腹痛や下痢に対しては少量舐めるだけでも効果があるとされていますが、これは梅肉に含まれるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸が悪玉菌を殺菌して蠕動運動をちょうどよく保つように働いてくれるからです。
だから医薬品のように下痢・軟便を無理やり抑えるのではなく「自然な蠕動運動へと導く」というのが黒梅日和の最大の特徴ですね。
梅肉はその他に湿疹・水虫に対して外用薬として塗ったり頭痛・腰痛・肩こりの患部に対しての湿布薬として使ったりします。まさに万能薬ですね。
ガジュツ末(紫ウコン)
紫ウコン(ガジュツ)は東南アジアや沖縄で栽培されており、日本では江戸時代から薬として重宝されてきた成分です。
ウコンといえば二日酔いに効果がある成分として有名ですね。
しかし実はウコンにも様々な種類があり、春ウコン(姜黄)、秋ウコン(鬱金)、紫ウコン(ガジュツ)でそれぞれ効果が異なります。
ウコンが二日酔いに効くというのは主に秋ウコンに含まれる「クルクミン」という成分ですが、クルクミンは紫ウコン(ガジュツ)には含まれていません。
紫ウコン(ガジュツ)は加工しないでそのまま飲むことで薬効があることから「生薬」に分類される植物なのですが、その生薬の中でも最も安全性の高い「上薬」に分類されます。
生薬は「上薬」「中薬」「下薬」の3つに分類されるのですが、この3つは
上薬・・・いくら飲んでも副作用が無く命を養う
中薬・・・場合によっては毒になる
下薬・・・病気にかかった人が飲む、常用すれば毒
という違いがあります。
上薬である紫ウコン(ガジュツ)は副作用もなく人間が本来持っている自然治癒力を活性化させてくれるのです。
紫ウコン(ガジュツ)の効果は
・健胃作用、ピロリ菌除去
・喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症
・糖尿病
・ガン
・生理不順、更年期障害
・血液浄化
・抗酸化作用
・排毒作用、宿便や古便の排出作用
といった具合に多岐にわたりますが、注目すべきは「ピロリ菌の殺菌」という効果ですね。
ピロリ菌は胃に多く存在する菌で、胃の病気の大半の原因となります。
胃の菌なら下痢や軟便と関係ないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
ピロリ菌の除去手術をしたら過敏性腸症候群(IBS)が治ったという人が何人もいますし、十二指腸潰瘍の患者の70%がピロリ菌患者であるというデータもあります。
ガジュツ末のピロリ菌殺菌効果によって健康な腸を作るのが黒梅日和です。
アロニアエキス
アロニアは北米原産の果物で、ラズベリーやブルーベリーの仲間です。
アロニアにはポリフェノールの一種・アントシアニンが豊富に含まれており、その量はブルーベリーのおよそ2倍と言われています。
アントシアニンは視力回復にも効果があるとして有名ですが、実はポリフェノールには下痢止めの効果もあるのです。それは
・腸の蠕動運動を抑制する
・腸の水分分泌を抑制する
というポリフェノールの作用によるものです。
ポリフェノールは実はあまり効果が無い!?
ポリフェノールというとワインやチョコレートに含まれている健康成分であり
・寿命の延長
・抗炎症、抗癌
・認知症予防
・放射線による障害の抑止
・血糖降下脂肪の合成や蓄積に関わる酵素の抑制
といった様々な効果をもたらすとされています。
しかし近年になって、実はポリフェノールという物質はマウスには効果があるものの人体にはそれほど吸収されず上記のような効果が思ったほど期待できないことが分かっています。
これは赤ワインに含まれるポリフェノール「レスベラトロール」を800人の被験者に投与するという実験で明らかになりました。
だからポリフェノールを摂ってもあまり意味がないように思えますが、腸内環境から見ると少し違います。
吸収できない=大腸に運ばれるということでもあり、ポリフェノールは大腸に届いて下痢・軟便体質を改善してくれるんですね。
ただしポリフェノールを取りすぎると便秘になります。これは「下痢・軟便体質を改善する」ことを考えれば当たり前の話ですけどね。
蠕動運動は便を押し出すために必要不可欠なものですが、これが強すぎると大腸が便から十分な水分を吸収しないまま排出してしまうので下痢・軟便の原因になります。
また冒頭でもお話したように便の水分量こそが下痢・軟便の原因なのでこれも抑える必要がありますね。アロニアエキスはこの二つを抑制する役割を担っているのです。
これらのことから、薬を使わずに下痢・軟便体質を改善するのに黒梅日和がオススメです。
黒梅日和の注意点
注意が必要なのは、下痢止めのように「緊急避難的に使用する」のではなく「下痢や軟便を起こらない体質に改善する」という目的のサプリメントですので、即効性を期待して飲むような薬ではないということです。
まあ即効性が無い代わりに根本的な体質から改善していくことが出来るということでもありますが。
ただ黒梅日和を飲み始めて数日で下痢・軟便体質が収まってスッキリしたという報告もありますから、割と早い段階で効く人は効くのでしょうね。
あと念のために妊娠中や授乳中の方は飲まないほうが良いです。
これは黒梅日和に含まれる紫ウコン(ガジュツ)について、妊婦への摂取を考えた時に「データが無いから安全性が保障できない」という消極的な理由です。
特に副作用があると決まっているわけではないのですが、確実に安全と言えない以上は控えた方が良いでしょう。
と言っても妊婦さんは体質的に下痢や軟便よりは便秘に悩まされる方が一般的だと思いますけどね。
カイテキオリゴと同じように一袋分を使い切って効果が無ければ返金してもらえる「全額返金保証制度」もありますので、下痢・軟便体質の方は是非黒梅日和を試してみてください。
まとめ:下痢・軟便・過敏性腸症候群の体質改善に!黒目日和の効果とは?
下痢・軟便・過敏性腸症候群などの「お腹がゆるい体質」に対してはオリゴ糖よりも黒梅日和というサプリメントのほうがオススメです。
黒梅日和は
・梅肉エキス・・・強力な殺菌作用で慢性的な下痢や軟便を改善する
・ガジュツ末(紫ウコン)・・・強力な殺菌作用でピロリ菌などを除去する
・アロニアエキス・・・ポリフェノールで下痢・軟便体質を改善する
安全な植物由来の成分を黄金比率で配合しています。
下痢止め薬のような即効性はありませんが、体質から根本的に改善することが出来るのでオススメです。