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抗生物質を飲んでいると、副作用として「下痢」の症状が現れる事があります。

子供 腹痛

 

確かに薬には副作用がつきものですが、なぜ抗生物質を飲むと下痢になってしまうのでしょうか?またそれはいつまで続くのでしょうか?

 

特に子供に抗生物質を与えている時なんかは不安ですよね。子供は自分の体の症状をうまく説明できないということもありますし・・・

 

今回は抗生物質と下痢の関係と、下痢になってしまった時の対処法についてお話していきたいと思います。

 

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抗生物質とは?

そもそも抗生物質とは何なのかというと、これは「カビや放線菌などの微生物によって作られ、 他の微生物や生細胞の発育を阻害する有機物質」とされています。

 

要するに微生物が元々持つ殺菌能力を薬として応用したものです。こう書くと「天然由来の薬!」なんて言い方も出来るかもしれませんが、そもそも「天然か人工か」で安全性を測ろうとするのはあまり意味のないことです。

 

抗生物質をもっとわかりやすく言えば「生き物を殺す物質」です。それは「抗生」という字からも、英語で「antibiotics」という表現をすることからもわかります。

 

だからこそ細菌への感染が疑われる時、または防止したい時に抗生物質が治療のために処方されるのです。

抗生物質でなぜ下痢になるのか?

抗生物質を飲むと下痢になってしまう原因は、その「細菌を殺す」という性質にあります。

 

抗生物質が悪い細菌を殺すために作られたのですから当然ですね。

 

つまり、抗生物質を飲むとやっつけたい病原菌だけに留まらず、体の中にある腸内細菌も死滅させてしまうのです。それも、善玉菌も悪玉菌も根こそぎです。

腸内細菌

私たちは便宜上「善玉菌」「悪玉菌」なんていう風に分けて考えたりしますが、本来は腸内細菌に前も悪もありません。

 

「悪玉菌」なんて名前のイメージから、ものすごい悪さをしていそうな印象を受けますが、悪玉菌は悪玉菌でサルモネラ菌などの超有毒な細菌を殺菌してくれたりするので人体にとっては必要な腸内細菌なのです。もちろん悪玉菌が増えすぎるのは問題ですけどね。

 

こうして抗生物質により善玉菌も悪玉菌も死滅させられた腸は当然弱っています。だから外部から有害な細菌や病原菌が入ってきてもこれを処理することができず、結果として下痢になってしまうのです。

下痢で済めばまだ良いのかもしれませんね。本来悪玉菌が退治してくれるべきサルモネラ菌などを無防備に受け入れてしまうと考えるとなかなか恐ろしいものがあります。

 

さらに怖いのは、本来なら増殖しないような抗生物質にも負けない耐性を持った菌が異常繁殖してしまう「菌交代現象」が起こることも懸念されます(目上の人が居なくなった途端に急に偉そうになる人みたいですねw)。

 

また抗生物質により腸内細菌が減ると、善玉菌のビフィズス菌が生み出す短鎖脂肪酸が担っていた免疫調節機能も落ちることになりますので、さらに抵抗力が弱ってしまうという悪循環にも陥ります。

 

免疫力が落ちていると、菌交代現象で増殖した菌が他の器官に侵入して「日和見感染症」をも引き出す・・・という悪循環ですね。

抗生物質による下痢はいつまで続くのか?

抗生物質による下痢がいつまで続くのか?ということですがこれは死滅した腸内細菌の数が元に戻るまでは続くということになるでしょう。

 

どれくらいで死滅した腸内細菌がもとに戻るのか、というのは人によりますが少なくとも数週間くらいはかかることが予想されます。

 

単に抗生物質を飲み終えたりやめたりしたからすぐ戻るという話ではありません。

抗生物質による下痢の対処法は?

 

抗生物質による下痢の対処法は通常の下痢よりもデリケートです。

 

通常の下痢は腸内環境が悪化して悪玉菌が繁殖してしまっている状態なのに対して、抗生物質による下痢は悪玉菌すらも死滅してしまっているという特殊な状態です。

 

だから、より慎重に腸内環境のことをケアしていかなければなりません。短絡的に「下痢止めを飲めばよい」という話ではないのです。

 

そもそも下痢止め薬は、正露丸に代表されるようにクレオソートというヤバい物質が使われていて副作用が気になります。

何しろクレオソートは触るだけでもヤバい劇物とされており、5歳未満の子供には決して触れさせないようにという注意書きが正露丸にあります。

 

だから下痢止め薬という選択肢は初めから無いと言っていいでしょう。

 

 

抗生物質による下痢を発症した時の対処法は、当然ですがまず「抗生物質の服用をやめること」です。

 

そして次に考えるべき対処法は「減ってしまった腸内細菌を増やすこと」。

 

ではどのようにして腸内細菌を増やしていけば良いのでしょうか?

ヨーグルトにはあまり期待出来ない?

ヨーグルト

腸に良い食べ物として代表的なものは「ヨーグルト」がありますね。

 

ヨーグルトの謳い文句として「乳酸菌」がよく言われますが、実は乳酸菌は大腸に住む善玉菌のうち0.01%にも満たないほどの数しか住んでいません。善玉菌の99.9%ビフィズス菌なのです。

 

そしてその善玉菌のほぼすべてを占めるビフィズス菌ですら、腸内細菌全体で見ればせいぜい1割~2割程度の生息数です。

 

善玉菌のほかには悪玉菌や日和見菌などが存在しており、腸内で勢力を広げようとせめぎ合っています。

 

こんな激しい競争が繰り広げられている腸内環境で、乳酸菌を外部から取り入れることによる影響などたかが知れているのです。

 

乳酸菌を摂取した人の糞便から摂取したのと同じ量の乳酸菌が検出された、なんて話もあるくらい外部からの乳酸菌は定着しづらいのです。

 

まあ中には効果がある乳酸菌もありますが、通常の乳酸菌ではそれほど効果は期待できません。

 

そして前述の話でも分かるように善玉菌のほとんどを占めるのが「ビフィズス菌」です。

 

つまりビフィズス菌を増やすことが腸内環境を整えるということにつながるわけです。

 

ビフィズス菌を増やす手法としては

①ビフィズス菌そのものを摂取する
②ビフィズス菌を増殖できるものを摂取する

という二つのアプローチが考えられますね。

①ビフィズス菌そのものを摂取する

ビフィズス菌

ビフィズス菌がなくなったからビフィズス菌を摂取する、という分かりやすい考え方です。

 

このビフィズス菌を直接取り入れる考え方は「プロバイオティクス」とも呼ばれており、プロバイオティクスの代表はヨーグルトです。

合わせて読みたい!  ”痩せ菌”酪酸菌の効果は?増やす食事やサプリメントは?


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ヨーグルト

ヨーグルトの製造過程においてビフィズス菌を人工的に付与しているのでヨーグルトにビフィズス菌は含まれます。

 

実はビフィズス菌というのは酸素に非常に弱い菌で、基本的に生体の大腸内にしか存在していません。

 

 

ヨーグルトは容器に密封させてなるべく酸素に触れない状態にしているとはいえ表面部分はどうしても空気に触れてしまいますし、食べる時にかき混ぜることも多いのでどうしても酸素に触れやすいのです。

 

そしてヨーグルトの定番の謳い文句である

生きたまま腸に届いて増える乳酸菌

というのは

1.善玉菌全体に占める乳酸菌の割合は1%以下
2.外部から取った乳酸菌が腸内で増殖したという実験報告はこれまでに0
3.そもそも乳酸菌は生きたまま取る必要が無い

というツッコミどころ満載の内容になっています。

 

だから私は基本的にヨーグルトをあまりオススメしておりませんし、当ブログでは「腸内のビフィズス菌を増殖させる」ことができるオリゴ糖を腸内環境改善のアイテムとして推奨しています。

②腸内のビフィズス菌を増殖させる

ビフィズス菌を外から取り入れるのではなく、腸内にあるビフィズス菌を増殖させるエサを取り入れるという考え方です。

 

これは「プレバイオティクス」という考え方なのですが、オリゴ糖や食物繊維といったものがビフィズス菌のエサになって増殖します。

 

オリゴ糖

これはビフィズス菌を直接取る「プロバイオティクス」と違って消化液で壊されることもありませんし、腸内にビフィズス菌が増えてきてもプロバイオティクスのように増殖が鈍ることもありませんので私がいつもオススメしています。

 

オリゴ糖や食物繊維は難消化性の糖質なので小腸では吸収されずに大腸に届き、ビフィズス菌のエサになります。

 

中でもオリゴ糖は使い勝手の面から見ても抜群で、すき焼きや肉じゃがに加えても良し、パンやケーキなどお菓子に加えても良し、餃子やハンバーグのタネに使っても良し、単にコーヒーに入れて飲むだけでも良し、と何でもありです。

 

と、いつもならオリゴ糖をオススメするところなのですが・・・・今回は抗生物質によって細菌が死滅してしまっている状態の話です。

 

ビフィズス菌を増やそうにもすでにかなり減っている状態なので、オリゴ糖本来の力を発揮できない可能性があります。

 

さらに厄介なのはオリゴ糖の「難消化性」が下痢を引き起こすということが懸念されます。

消化されない物質を大量に取ると浸透圧性の下痢を引き起こすからです(キシリトール配合のガムと同じ現象)。

 

このことからもいつものように「オリゴ糖が万能!」と強く言えないところがあります。

 

 

そこで今回オススメしたいのは、下痢と便秘の両方に効果があるとされる「梅干し」です。

下痢を改善しつつビフィズス菌を増やす効果がある梅干し!

抗生物質による下痢の改善にオススメなのは梅干しを食べることです。

「梅は医者いらず」という言葉があるように昔から梅は家庭の万能薬として重宝され、梅干しを食べることで食あたり、赤痢、コレラなどの伝染病防止などに役立ってきました。

 

昔の人は梅干しを食べて体の不調が良くなることを体感的に知っていたんですね。

 

そして、実は梅干しには下痢便秘の両方を改善する効果があり、これは梅の可逆性と言われております(参考:一般財団法人 梅研究会HP)。

 

 

梅干しに含まれるクエン酸リンゴ酸などの有機酸が腸内を酸性にすることでアルカリ性を好む悪玉菌を殺菌してくれます。

 

またビフィズス菌のエサになる水溶性食物繊維も含まれているので、下痢を改善しつつビフィズス菌を増やすのにうってつけな食品が梅干しなのです。

 

梅干しの50倍の効果!驚異の梅肉エキス

そして上級者には梅干しの50倍の効果を示す「梅肉エキス」というのもオススメです。

梅肉というのは単に梅干しから種を除いて細かくしたものですが、梅肉エキスは梅肉を長時間煮詰めて濃縮したものです。

 

梅肉エキスは新鮮な青梅1kgからたった20gしか取れないほどです。

 

梅肉エキスにはインフルエンザ予防、抗アレルギー作用、活性酸素除去・・・など18種類の健康効果があるとされていています(参考 梅丹本舗)。

 

梅肉エキスは少し舐めただけで下痢が収まると言われています。

 

それほど効果的な梅肉エキスですが、予想通りめちゃめちゃ酸っぱいです。

まあ梅干しの50倍の効果だから単純に梅干しの50倍酸っぱい、というわけではないでしょうが(笑)。

 

もちろん梅肉エキスを直接舐めても良いですが、お湯割りで飲むとかサラダのドレッシングに使うという使い方も出来ますね。

 

梅肉エキスを使うのが面倒とか酸っぱいのが苦手という人は梅肉エキスのサプリメントもあるのでこちらの方が手軽に取れるかもしれませんね。

 

このサプリメントは梅肉エキスの他に

・ピロリ菌を除去する紫ウコン
・蠕動運動を抑制するアロニアポリフェノール

が配合されていますのでより効果的です。

 

まとめ:抗生物質による下痢の対処法とは?いつまで続くのか?

抗生物質はその名前の通り生物を死滅させるもので、腸内細菌もそのうちの一つです。

 

抗生物質は腸内の善玉菌も悪玉菌もまとめて死滅させるので、外部からの有害な細菌や病原菌から守る力が衰えて下痢になってしまいます。

 

抗生物質により下痢になってしまった場合には下痢を止めつつ腸内のビフィズス菌を増やすことが出来るものを取るのが有効です。

 

 

オリゴ糖は取りすぎにより下痢が悪化してしまう可能性があるのでオススメなのは梅干しです。

 

梅には下痢を抑えつつ腸内環境を改善することが出来る効果があるので抗生物質による下痢には効果的です。

 

梅干しの50倍の効果を発揮する梅肉エキスはさらにオススメですが、梅肉エキスはかなり酸っぱいので梅肉エキスのサプリメントを摂取するという手段も効果的です。

 

>>梅肉エキスのサプリメントの詳細な解説はこちら

 

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