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こんにゃくといえば低カロリーでダイエットに効く食品であり、食物繊維を含むことから便秘解消効果のある健康的な食べ物として有名ですよね。

 

しかしそのこんにゃくの原料であるこんにゃく芋には毒が含まれていて危険!という話を知っていましたか?

 

さらにはこんにゃくがむしろ便秘を悪化させる副作用も指摘されています。

 

そもそもこんにゃく芋からどのようにしてこんにゃくが作られているのかというのをほとんどの人は知らないですよね。

 

こちらではこんにゃく芋に含まれる毒の危険やこんにゃくの作り方、あるいはこんにゃくを食べることで得られる効果や副作用などについてお話していきたいと思います。

 

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こんにゃく芋の毒・シュウ酸カルシウム

こんにゃく芋に含まれている毒の正体はシュウ酸カルシウムという物質で、少量でも粘膜を刺激して痛みと灼熱感、腹痛や嘔吐をもたらし、量が多いと消化器障害や呼吸困難を引き起こすという日本では毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている危険な物質です。

 

こう書くとものすごく恐ろしい毒物のように思えてきますが、実はこんにゃく芋以外にもこのシュウ酸カルシウムは含まれております。

 

具体的にはヤマイモ、サトイモ、タロイモ、リュウゼツラン、パイナップル、ホウレンソウといった食べ物にはシュウ酸カルシウムが含まれています。

これらの食べ物を食べた時を思い出してほしいのですが、ちょっと一筋縄ではいかない食品が並んでいますよね。

 

山芋は皮膚に付くと痒みを覚えることがありますし、パイナップルは食べた時に口の中が荒れることがあります。これらはすべて毒物であるシュウ酸カルシウムの仕業なんです。

 

こんにゃくの作り方

そもそもこんにゃくというものをどのようにして作っているのかというと、私たちが思っている以上に面倒な過程を経て作られています。

 

まず原料となるこんにゃく芋を栽培するのに三年間もの長い時間が必要です。しかも低温に弱く腐りやすいというデリケートな作物なので、栽培にかなりの注意が必要になります。

栽培方法が確立されるまではこんにゃく芋が生育できるかどうかは運任せだったので「運玉」なんていう風に呼ばれていたほどです。

 

そうして収穫したこんにゃく芋は、生で食べると前述のシュウ酸カルシウムによって口の中がピリピリしたり、強烈なえぐみを放つので危険です。

 

しかもこのこんにゃく芋の毒は焼いたり茹でたりしても完全に取り除くことはできません。

 

そこで誰が考えたのかわかりませんが、灰汁(アク)を混ぜて加熱することでこのシュウ酸カルシウムを中和させるという方法により毒を和らげているのです。昔はこれに木灰を使っていたのですが、現在では水酸化カルシウムや炭酸ナトリウムが使われています。

 

こんにゃく 灰汁

 

混ぜた後は湯につけたり半日ほど水にさらしたりしてアク抜きをしていき、こんにゃくが出来上がるというわけです。こうしてできたこんにゃくは、とりあえず毒物のシュウ酸カルシウムは中和されて危険の無い食べ物になったと言えるでしょう。

 

文字で書いてみるとこんにゃくって完全に化学物質ですよね(笑)。こんにゃくのあの色は灰汁によってできていたのだと思うと妙に納得です。

 

考えてみれば日本人というのは、生で鶏の卵を食べたり、猛毒のフグを食べたりと何かとその技術力をもって外国人には不可能な食文化というものを形成してきましたよね。

 

本当は毒があって危険なこんにゃく芋を食べられるようにしてしまうのもある意味日本人の技術力として世界に誇るべきなのかもしれませんね。

 

毒を完全に避けることは不可能

ただこういった食べ物に毒が含まれているかどうかというのを気にしだすと、むしろ完全に毒が含まれていない食べ物を見つけることの方が困難です。

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添加物、農薬などの化学物質を気にして自然由来の食べ物を食べたとしても、不溶性食物繊維、乳糖、そしてこのシュウ酸カルシウムなど、食べ過ぎると毒になるであろう物質を完全に避けることは不可能です。

 

前述の通りこんにゃくは毒を中和させて作っているとはいえ、完全に取り除かれたかどうかというのは私たちにはわかりませんからね。

 

その中でどうやって取捨選択し妥協点を見つけていけば良いのか、というのが重要なのだと思います。

 

添加物や農薬だってその食品の安全性を保つために必要なものなのです。それは「100%天然由来」であるこんにゃく芋に毒が含まれてており、それに人工的に化学処理をすることで安全になるということからも分かるでしょう。

食べ物はすべて自給自足できるなら添加物や農薬を気にする必要もないのでしょうが、日本という先進国においてある程度文明的な生活を営む上では少々厳しいものがあるのではないでしょうか。

 

だから、こんにゃくに毒が含まれていて危険だからもう食べない!と極端なことを考えるのではなく
・こんにゃくを食べることで得られるメリットは何か?
・こんにゃくを食べるメリットは毒のリスクよりも有益か?

 

という冷静な目線で考えるのが良いと思います。

 

こんにゃくを食べることによるメリットとは

 

灰汁抜きをしたこんにゃくが何で出来ているのかというと、97%が水分です。

 

残りの3%が固形物なのですが、その主成分はグルコマンナンという水溶性食物繊維の一種です。

 

水溶性食物繊維というものが消化されずに大腸へ届き、ビフィズス菌などの善玉菌のエサになるということはすでにお話しました。

 

水溶性食物繊維についてはこちら

 

グルコマンナンは水溶性食物繊維ですから、ビフィズス菌のエサにするという効果は期待できますね。しかし実はグルコマンナンというかこんにゃくの製造過程において少し問題が発生してしまいます。

 

グルコマンナンが不溶性食物繊維に変化して便秘を

グルコマンナンがそのまま水溶性食物繊維として働いてくれれば問題ないのですが、実はこんにゃく芋の毒を中和する過程で水酸化カルシウムを使うことでグルコマンナンは水溶性食物繊維から不溶性食物繊維に変わってしまうのです。

 

こんにゃくの毒を中和する過程での不溶性食物繊維への変化というのは、「蒟蒻畑」で有名なマンナンライフのHPやNHKの「ためしてガッテン」などで同様の説明が見られました。

 

マンナンライフのHPはこちら

 

不溶性食物繊維自体は便のかさ増しをしたりして便秘の解消に役立ってくれるというものではあるのですが、水溶性食物繊維のようにビフィズス菌のエサになることはありません。

 

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維についてはこちら

 

不溶性食物繊維それ自体は、便のかさ増しをして排便を促してくれたり腸内の有害物質を取り除いたりと効果はあるのですが、取りすぎることで繊維がこんがらがってしまって逆に便秘の悪化をも引き起こすという副作用が懸念されます。

 

元々日本人というのは、全体的に不溶性食物繊維は野菜やきのこ類などを食事で摂取することで十分な量を確保できていて水溶性食物繊維のほうが足りない傾向にあります。そこにわざわざこんにゃくの不溶性食物繊維を足しても、それほど目立った効果は得られないでしょう。

 

これらを踏まえたうえでこんにゃくを取ることのメリットは何かというと

・ほとんどが水分なのでカロリーが低い
・食感がプリプリしている

 

ということでしょうか。

 

こんにゃくは空腹感を紛らわすためのダイエット食としては魅力的だとは思いますが製造の過程で水溶性食物繊維が失われてしまうことや、毒が完全に抜けきっていない可能性がある危険を考慮すると腸内フローラの完全を目的として取る意味はあまりないと思います。

 

あくまでもダイエットの時に使う食品という認識程度にとどめておきましょう。

 

まとめ:こんにゃく芋に毒が?便秘の副作用をもたらすグルコマンナンの効果

こんにゃく芋の毒やこんにゃくの作り方、こんにゃくを食べることで得られるメリット・副作用についてお話してきましたが、まとめると

 

・こんにゃく芋にはシュウ酸カルシウムという毒が含まれる
・灰汁などで中和することでこんにゃくの毒を取り除いている
・こんにゃくに含まれる水溶性食物繊維グルコマンナンは中和の過程で不溶性食物繊維に変化する
・こんにゃくを食べることによる腸内フローラ改善のメリットはあまりない

 

ということですね。こんにゃくの利点はあくまでもその低カロリーさにあります。ダイエット食として使うことだけを考えておきましょう。

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