ガジュツ末(紫ウコン)には様々な効果・効能があるとされています。
様々な効果の中でも、特に下痢を改善する効果として期待されてます。
こちらでは
・ガジュツ末(紫ウコン)の効果・効能とはどんなものか?
・ガジュツ末(紫ウコン)の副作用は?
・ガジュツ末(紫ウコン)のおすすめサプリメントは?
ということをお話していきたいと思います。
目次
ガジュツ末(紫ウコン)とは?
ガジュツ末(紫ウコン)は東南アジアや沖縄で栽培されており、日本では江戸時代から薬として重宝されてきた成分です。
ウコンといえば二日酔いに効果がある成分として有名ですね。
しかし実はウコンにも様々な種類があり、春ウコン(姜黄)、秋ウコン(鬱金)、紫ウコン(ガジュツ)でそれぞれ効果が異なります。
ウコンが二日酔いに効くというのは主に秋ウコンに含まれる「クルクミン」という成分ですが、クルクミンはガジュツ末(紫ウコン)には含まれていません。
ガジュツ末(紫ウコン)が紫色をしているのはクルクミンが含まれていないことに起因しています。
ガジュツ末(紫ウコン)は加工しないでそのまま飲むことで薬効があることから「生薬」に分類される植物で、その生薬の中でも最も安全性の高い「上薬」に分類されます。
生薬は「上薬」「中薬」「下薬」の3つに分類されるのですが、この3つは
上薬・・・いくら飲んでも副作用が無く命を養う
中薬・・・場合によっては毒になる
下薬・・・病気にかかった人が飲む、常用すれば毒
という違いがあります。
ガジュツ末(紫ウコン)の効果・効能とは?
上薬であるガジュツ末(紫ウコン)は副作用もなく人間が本来持っている自然治癒力を活性化させてくれます。
ガジュツ末(紫ウコン)には100種類の成分が含まれており
・健胃作用、ピロリ菌除去
・喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症
・糖尿病
・ガン
・生理不順、更年期障害
・血液浄化
・抗酸化作用
・排毒作用、宿便や古便の排出作用
・風邪
・肩こり
・冷え性
といった具合にその効果・効能は多岐にわたります。
その中でもガジュツ末(紫ウコン)の代表的な効果・効能をお話していきましょう。
ピロリ菌の殺菌作用による下痢の改善効果
ヘリコバクターピロリ、いわゆるピロリ菌は胃粘膜に住み着いています。
なんとピロリ菌は胃酸に浸されても死滅しないんですね。だから胃粘膜で生きられるのです。
ピロリ菌さえ除去すれば胃の病気になることはない、と言われるほどで胃潰瘍や十二指腸潰瘍、さらには胃がんをも引き起こす原因になります。
そのピロリ菌を殺菌する能力に優れているのがガジュツ末(紫ウコン)なのです。
ピロリ菌は抗生物質でも殺菌することは可能ですが、抗生物質は腸内細菌を根こそぎ死滅させてしまうなどの副作用があります。
そこでガジュツ末(紫ウコン)によって副作用の心配なくピロリ菌の殺菌が出来るというわけなんですね。
そしてピロリ菌が殺菌されることによって下痢・軟便体質が改善されます。
ピロリ菌は胃に住んでいるのに腸と関係あるの?
と思うかもしれません。
実際に「下痢とピロリ菌には直接関係はない」という風にも言われているのですが、ピロリ菌の除去治療をした人が
「過敏性腸症候群が改善した!」
「それまで下痢ばっかりだったのに快便になった!」
という感想をいくつも寄せているのです。
さらには十二指腸潰瘍の患者の70%がピロリ菌感染者であるというデータもあり、腸とピロリ菌は無関係と断じることは出来ません。
胃と腸は物理的につながっていますし、やはり下痢とピロリ菌には関係があるという風に言えるでしょう。
抗生物質のように腸内細菌を殺さず安全にピロリ菌を殺菌できるのがガジュツ末(紫ウコン)の効能です。
ガジュツ末(紫ウコン)の副作用とは?
ガジュツ末(紫ウコン)の副作用が気になるところですが、ガジュツ末(紫ウコン)には副作用は確認されていません。
秋ウコンには鉄分が含まれているので取りすぎによる副作用は懸念されますが、ガジュツ末(紫ウコン)とは別ですね。
そもそもガジュツ末(紫ウコン)は生薬のうち「上薬」に分類されていて、いくら取っても副作用がないという物質なので当然です。
しいて言うなら「妊娠中・授乳中の女性への摂取において安全というデータが無い」ということから妊婦は控えるようにとされているくらいですね。
ガジュツ末(紫ウコン)のサプリメント
ガジュツ末(紫ウコン)は粉末の形でも販売されていますが、春ウコンや秋ウコンと比べると苦味が強く、普通に飲もうとしてもなかなか厳しいものがあります。
そこでオススメなのが錠剤の「黒梅日和」というサプリメントです。
黒梅日和にはガジュツ末(紫ウコン)の他にも梅肉エキス、アロニアエキスという下痢の改善に効果のある成分が含まれています。
梅肉エキス
※参考画像 梅のある生活
梅肉は梅の薬効が凝縮されており、昔から家庭の万能薬として重宝されてきました。
梅肉エキスは梅干しよりも強力な殺菌効果を持ち、飲むことで食あたり、赤痢、コレラなどの伝染病防止にも役に立ってきました。
中でも腹痛や下痢に対しては少量舐めるだけでも効果があるとされています。
これは梅肉に含まれるクエン酸やリンゴ酸に薬効があるため、というのが理由ですね。
梅肉はその他に湿疹・水虫に対して外用薬として塗ったり頭痛・腰痛・肩こりの患部に対しての湿布薬として使ったりします。まさに万能薬ですね。
アロニアエキス
アロニアは北米原産の果物で、ラズベリーやブルーベリーの仲間です。
アロニアにはポリフェノールの一種・アントシアニンが豊富に含まれており、その量はブルーベリーのおよそ2倍と言われています。
アントシアニンは視力回復にも効果があるとして有名ですが、実はポリフェノールには下痢止めの効果もあるのです。それは
・腸の蠕動運動を抑制する
・腸の水分分泌を抑制する
というポリフェノールの作用によるものです。
蠕動運動は便を押し出すために必要不可欠なものですが、これが強すぎると大腸が便から十分な水分を吸収しないまま排出してしまうので下痢・軟便の原因になります。
これらの成分を含む小梅日和は下痢・軟便体質の改善におすすめのサプリメントです。
1日5粒と少々多めの摂取が必要ですが、粉末のガジュツ末(紫ウコン)を取るよりも楽に取ることが出来るでしょう。
まとめ:ガジュツ末(紫ウコン)の効果・効能・副作用とは?サプリメントは?
ガジュツ末(紫ウコン)には様々な効果がありますが、中でもピロリ菌の殺菌効果による下痢の改善効果が優秀です。
粉末だと苦いので錠剤のサプリメントでの摂取がおすすめですが、黒梅日和は梅肉エキス、アロニアエキスなどの成分も下痢体質の改善に役に立つでしょう。