赤ちゃんに飲ませる粉ミルクには色々なものがありますが、その中でも筆頭といえるのが森永乳業の「E赤ちゃん」というものです。
このE赤ちゃんという粉ミルクは、通常の粉ミルクよりも牛乳タンパク質を細かくすることで赤ちゃんのアレルギーを抑えるという目的の元に作られています。
その分他の粉ミルクよりも価格が少々高めになっていて、混合育児や完全ミルク育児の家庭には少々お財布に厳しいところもあります。
まあ、少々お高い粉ミルクであっても他ならぬ我が子のためなら目をつぶりたいところですが・・・E赤ちゃんを飲ませていたら便秘になってしまった!なんて話も聞きます。
森永乳業のHPでも「E赤ちゃんが便秘に効くのか?」という質問に答えていますね。
Q.「E赤ちゃん」にすると便通がよくなる?
生まれてからずっと「はぐくみ」を飲ませていますが、私が花粉症なので、病院ですすめられた「E赤ちゃん」に切り替えようと思っています。ミルクをよく飲み、体重も順調に増えていて、便は1日1回まとめてします。ただ、便を出すときにすごくいきみますが、「E赤ちゃん」にすると便通がよくなりますか?(2ヵ月)
A.「E赤ちゃん」は牛乳たんぱく質を消化吸収のよいペプチドとし、ミルクのアレルゲン性に配慮したミルクで、ご両親のどちらかがアレルギー体質の場合などにご使用をおすすめします。「E赤ちゃん」の栄養成分は「はぐくみ」と同じですので、「はぐくみ」と比べて便通がよくなるとはいえませんが、どちらのミルクにも腸内のビフィズス菌を増やす働きのある2種類のオリゴ糖(ラクチュロース・ラフィノース)を配合しています。便の出方には個人差もありますので、体重増加が順調でミルクをよく飲み、1日1回やわらかい便が出ているなら、お腹のマッサージをしたり湯冷ましを与えながら様子をみてはいかがでしょうか。
※ 森永乳業公式HPより抜粋
これを見ると、明言はせずに便秘を解消するとも便秘に効かないとも取れるような答え方をしていますね。わざわざ自社製品を貶めるようなことを言うはずがありませんからそれはしょうがないことですが。
私がここではっきり言いたいのは
E赤ちゃんであれ何であれ、粉ミルクは赤ちゃんを便秘にしやすくする!
ということです。
なぜE赤ちゃんのような粉ミルクは赤ちゃんを便秘しやすくしてしまうのでしょうか?そのことをお話していきたいと思います。
目次
理想は母乳育児だけど・・・粉ミルクを使うのは仕方ない!
赤ちゃんに与えるミルクのことを考えるにあたって「母乳か粉ミルクか」という問題は避けて通れません。
もちろん理想は粉ミルクを使わずに母乳だけで育てる「完全母乳育児」。
現在は粉ミルクの質もかなり向上しているとはいえ、天然の母乳にはまだまだ及びません。
母乳は乳児と同じタンパク質で出来ているのでアレルギーを起こしにくいですし、味、匂い、温度に至るまですべてが赤ちゃんに適した条件になっているのです。
何よりも赤ちゃんとのスキンシップの機会にもなりますし、「自分の母乳で赤ちゃんを育てた」という自信にもなります。中には完母で育てたプライドからミルク育児のママのことを見下すような人もいますが・・・
しかしそれぞれの生活スタイルなどを考えると理想ばかり言っていられません。
すべて母乳で赤ちゃんを育てようとすると、朝忙しい時でも母乳をあげないといけませんし、夜中におっぱいを欲しがってその度に授乳するために起きなくてはなりません。元々母乳の出が悪いママもいますからね。
母乳の量が少ないことも赤ちゃんの便秘の原因になりますね。詳しくは赤ちゃんの便秘とオリゴ糖の話をご覧ください。
こういった母乳育児の大変さを和らげるためにE赤ちゃんなどの粉ミルクがあるのです。だから完母ではなく混合育児、あるいは完全ミルク育児になってしまうというのも仕方のないことです。
昔のように女性はただ男が狩りをしてくるのを待っていればいいわけではないんですからね。
人工の粉ミルクより母乳のほうが便秘になりにくいワケ
母乳で育てるか粉ミルクで育てるかはそれぞれの事情があるとして、母乳のほうがE赤ちゃんなどの粉ミルクよりも便秘になりにくい!というのは事実です。
別に「粉ミルクを飲ませていると便秘になる!」と言っているわけではないのですが、あくまで「母乳と粉ミルクを比較した時」にはそういう面があるというのは確かなのです。
その理由は、母乳と粉ミルクは含まれているオリゴ糖の量が異なるからです。
これはE赤ちゃんであろうと他の粉ミルクであろうと同じです。
何しろ母乳には100種類以上のオリゴ糖が含まれています。これが赤ちゃんの便秘を解消したり、他にも免疫力を高めてアレルギーを防いでくれたりと様々な健康効果をもたらしています。
100種類のオリゴ糖を配合している粉ミルクなんて存在しませんよね。E赤ちゃんに入っているオリゴ糖は、ラフィノース、ミルクオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖の三種類のみです。
母乳という天然のミルクにはかなわないのは仕方のないことなんですね~。
もちろん母乳で育てている赤ちゃんでも便秘になることもあるし、逆に粉ミルクで育てているのに便秘にならない、なんてこともあります。
これは「便秘の原因になっている可能性を排除する」ための話です。
もし粉ミルクを与えている赤ちゃんが便秘してしまうことに悩んでいるのであれば、粉ミルクを母乳に近づけてあげることで便秘を解消できるかもしれない、ということです。
粉ミルクを母乳に近づけるってどうすればいいの?
もちろん母乳をあげる頻度を増やすことができれば一番良いんですが、おそらく自分の生活スタイルなどと合わせて調整した結果、現在の授乳にしておられると思うのでこれは却下。
じゃあ粉ミルクを母乳に近づけてあげればいいのです。それは「粉ミルクにオリゴ糖を加えること」という単純なことをすれば可能です。
ただ、母乳のように100種類以上のオリゴ糖を粉ミルクに入れるなんてことは不可能です。そんなオリゴ糖が売っているのは見たことありませんしね。
そもそも母乳に100種類ものオリゴ糖が含まれている理由というのは、腸内にいるビフィズス菌に色々な種類があり、それぞれ好んで食べてくれるオリゴ糖の種類も異なるからです。
出来る限り色々な種類のオリゴ糖が含まれているものを加えてあげるというのが鍵になってきますが、実はビフィズス菌というのは「オリゴ糖を特定の比率で混ぜ合わせること」で最も活性化することが出来るのです。
母乳の100種類には及びませんが、この黄金比率でオリゴ糖を混ぜ合わせることができればより母乳に近づけることが出来るはずですね。
しかし市販のオリゴ糖の多くは「オリゴ糖が一種類しか含まれていない」とか「砂糖や人工甘味料の比率が高くて純度が低い」という問題点がありオススメできません。
そこで私自身も使っているオリゴ糖をオススメしておきます。
私も使っているオススメのオリゴ糖はこちらです!!
私が実際にコーヒーに入れて使っているオススメのオリゴ糖は「日本一売れているオリゴ糖」とも言われているカイテキオリゴというものです。
カイテキオリゴには
・ラフィノース(ビートオリゴ糖、てんさいオリゴ糖)
・ミルクオリゴ糖
・フラクトオリゴ糖
・環状オリゴ糖
・ラクトース
などの色々な種類のオリゴ糖が含まれており、これを黄金比率で組み合わせて高いビフィズス菌活性効果が得られることを可能にしています。
この黄金比率はEOS理論と呼ばれていて、カイテキオリゴの販売会社「北の快適工房」が特許申請中です(特許申請番号2011-091362)。
カイテキオリゴの使い方は簡単です。E赤ちゃんでもなんでも、いつも使っている粉ミルクにカイテキオリゴを混ぜるだけ。
入れる量としては、生後6ヶ月までの赤ちゃんなら1日に0.5gほどで、生後6ヶ月~1歳なら1g、1歳を超えたら2~3gが適量となっており、粉ミルクを卒業したあとでもずっと使えるようになっています。
特に離乳食へ移行した時の赤ちゃんは便秘になりがちですからね。こういう時も離乳食に混ぜたり、あるいは白湯や麦茶に加えて飲ませてあげるなんて使い方も出来ます。
カイテキオリゴはとてもサラサラしていて、冷たい飲み物であっても溶けますが通常、粉ミルクを使う時はお湯を使いますからその点は心配無用ですね。
(私が実際にカイテキオリゴを使ってみた時の写真です)
使い勝手などについては私がカイテキオリゴを実際に使ってみてのレポートとして報告していますので、そちらを参考にしていただければと思います。
是非、E赤ちゃんを飲ませて便秘になっている赤ちゃんにはカイテキオリゴを加えたミルクを飲ませてあげてくださいね。
まとめ:E赤ちゃんは便秘になる?それとも便秘解消に効果?
E赤ちゃんのような粉ミルクと便秘の関係についてお話してきましたが、まとめると
・E赤ちゃんなどの粉ミルクは母乳よりも便秘になりやすい
・オリゴ糖を加えてあげることで粉ミルクを母乳に近づけられる
・粉ミルクで便秘しがちな赤ちゃんにはカイテキオリゴがオススメ
ということですね。
赤ちゃんの便秘とオリゴ糖についてもっと詳しい話もしていますので参考にしてくださいね。
オリゴ糖ならこれ!
オリゴ糖をお探しでしたら、すでに実績があって口コミでの評判も良好なものを買うのをオススメします。
私が使っているオリゴ糖は数種類のオリゴ糖を黄金比率でブレンドした高純度のオリゴ糖というもので、「日本一売れているオリゴ糖」でもありその実績と信頼は確かなもので、妊婦や赤ちゃんでも安心して使うことが出来ます。
オリゴ糖にも色々な種類がありすぎてどんなオリゴ糖を選んだら良いかわからないという方は是非このオリゴ糖を参考にしてくださいね。
私も使ってみて便秘が解消しましたし、実際に使っての詳細なレビューも書いています。日本一売れているオリゴ糖を詳しく知りたいという方はそちらもご覧ください。
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