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私たちの腸内細菌は大まかに善玉菌と悪玉菌に分けることができますが、そのうちの後者・悪玉菌の一種として代表的なものが大腸菌ではないでしょうか。

 

私たちの体に害を及ぼす菌として、かつてO-157の食中毒で一躍有名になったのがこの大腸菌という存在です。

 

 

大腸菌は健康な人間の大腸にも存在していてこれが増えすぎるとものを腐敗させたり有毒物質を排出したりして体に害を及ぼすので怖いですが、大腸菌にも大腸菌の役割がきちんとあるので、悪玉菌といえども一概に「悪い」と決めつけることはできないのです。

 

対して、大腸菌群という言葉もありますよね。

 

 

はて、大腸菌大腸菌群って似たような言葉ですが具体的に何か違いがあるのでしょうか?

 

ということでこちらでは大腸菌と大腸菌群の違いについてお話していきたいと思います。

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大腸菌とは

 

大腸菌というのは、その名前の通り「大腸に存在する菌」です。

腸内環境

 

大腸菌は腸内環境を悪化させる悪玉菌の代表として言われていますけど、ほかの病原性大腸菌をブロックする機能があったりとちゃんと役割を持っています。

 

悪玉菌の話についてはこちら

 

大腸に存在する菌は、時間が経つと死滅して糞便として体外へ放出されます。

 

死滅した大腸の菌が糞便に含まれる割合というのは10~15%程度で、60%が水分、15~20%が腸壁から剥がれ落ちた細胞、食べかすはたったの5%にしか満たないのです。

 

食品の汚染指標として「大腸菌」が検出されるか否かというのを調べることがありますが、これはつまり糞便によって汚染されていないかどうかを調べているということなのです。

 

 

コアラなどの一部の動物は、消化酵素を持たないことから母親の糞を食べるということはしますが私たち人間は通常、そういうことはしませんね。

 

大腸に存在していて、自然界では長く生存できないため存在することが少ないはずの大腸菌が検出されているということ、糞便に汚染されているということは衛生上かなりまずい状態です。

 

もっと正確に言えば、大腸菌そのものの怖さよりもその他の病原菌が含まれる可能性が高いので、大腸菌が多く検出される食べ物は注意が必要です。

 

大腸菌群とは

 

対して大腸菌群とは、「乳糖を分解して酸とガスを発生させる菌」のことを言います。

 

「酸とガスを発生させる」なんて書くと、ものすごく汚そうに聞こえるのが大腸菌群ですが、これは土、空気、水などに広く分布している細菌です。

 

一般家庭の台所ではほぼ100%検出されるでしょうし、野菜や果物といった食べ物からも普通に見つかるし、仮に見つかったとしてもそれほど大きな問題がないものが大腸菌群です。

野菜

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とはいえ土や空気などに含まれることから、たくさん検出されれば「不潔」かどうかの指標にはなりますね。ただ「不潔」がそのまま「病原性」へと結びつくかどうかは別問題です。

 

大腸菌群は熱に弱いという性質を持っています。これを言い変えれば、加工の過程で加熱をする食品において大腸菌群が検出されたなら、どこかで食品の取り扱いに不備があって汚染したという指標になるということです。

 

大腸菌と大腸菌群の違い

 

これらを踏まえて大腸菌と大腸菌群の違いを簡単に言うなら

・大腸菌は検出されるとヤバイ菌
・大腸菌群は検出されても直ちにヤバイわけではないが注意が必要な菌

ということになるでしょう。

 

ただこれだけではちょっと説明として不十分というか、私自身があまり納得しない(笑)のでもう少し調べてみました(実はこれでも化学系学部の大学出身なので、その意地もあります)。

 

 

大腸菌と大腸菌群の違いというのは、一言で言えば「階層の深さ」とすることができます。

 

 

つまりどういうことかというと、大腸菌群という細菌類の大きなグループがあってその中に大腸菌が含まれるということです。

 

 

さらに言うと、大腸菌群の中に大腸菌があり、大腸菌の中に病原性大腸菌があり、病原性大腸菌の中にO-157があるといった具合になります。

 

大腸菌群大腸菌 > 病原大腸菌 > O-157

 

こんな感じですね。

 

本当は大腸菌というのも細菌学上の分類と食品衛生法上の分類で若干異なるみたいなんですが、こちらでは細菌学について詳しくやっているわけではないので(笑)、それについては割愛させていただきます。

 

騙されないために知識をつけよう

こうした大腸菌と大腸菌群という微妙な言葉の表現が問題になったのが、2006年に不二家がシュークリームを製造する際に期限切れの牛乳を使っていたことが発覚した事件です。

 

2006年の新語・流行語に「食品偽装」がノミネートされたりして覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

この事件を受けて、本来は商品から「大腸菌群」が検出されたのを一部メディアでは「大腸菌が検出された」かのような報道がなされて視聴者に誤解を与えるようなことをしていました。

 

 

まあ、この件に関しては不二家も大手メディアも等しく「偽装」をしているんでどっちもどっちって感じなんですが、大手企業は嘘をついたり都合の良い情報だけを与えたりして一般人を扇動してくるという良い例でしょう。

 

 

私がヨーグルトについて謳われている整腸作用とか善玉菌を増やすとか言ってる効果に疑問を持っているのもこんなことからです(笑)。

 

ヨーグルトって乳酸菌がどうとかたびたび言うけど、そもそもミルクに含まれる動物性乳酸菌は胃液でほとんどが死滅しちゃいますから・・・

 

植物性乳酸菌の話についてはこちら

 

なので、本当に良い商品を見極めるためには自ら知識を身につけるしかないんですよね。

 

大腸菌と大腸菌群の違いというのもその一つでしょう。

 

知識はあるに越したことがないです。いつまたこういった偽装報道問題が出てくるかわかりませんからね。

まとめ:大腸菌と大腸菌群の違いって?そもそも大腸菌とは何なのか?

 

大腸菌とは何なのか、大腸菌群とは何なのか、この二つの違いは何なのか、ということについてお話してきましたが、まとめると

 

・大腸菌が検出された食品は、他の病原菌がある可能性がある!
・大腸菌群は土や水などにも存在する一般的な菌
・大腸菌群の一種が大腸菌である

 

といった感じですね!

 

大腸菌と大腸菌群の違いに限らず、こういった混同しやすい言葉で騙そうとするのは大企業の常套手段です!

 

騙されないように知識を身につけることで対策しましょうね。

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