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善玉菌として度々名前が挙がるビフィズス菌と乳酸菌ですが、その違いやどっちがいいのかということをはっきりさせたいと思います。

 

ビフィズス菌と乳酸菌の詳しい違いについて言い出すとキリがなくて
・乳酸菌の形状が球状なのに対してビフィズス菌はY字やV字
・乳酸菌は酸素があっても生息できる通性嫌気性なのに対してビフィズス菌は生息できない偏性嫌気性
・乳酸菌は自然界に多く生息しているのに対してビフィズス菌は生き物の大腸にしか存在しない

 

とか色々あるんですけどそんなことは正直どうでも良くて、皆さんが知りたいのは「結局のところビフィズス菌と乳酸菌は健康にはどっちがいいの?」ってことですよね?

 

でも調べていくと見れば見るほど、こういうどうでも良いような違いについて羅列したサイトばっかりなんです。

 

そして肝心な「どっちが効果的なのか?」という問いに満足に答えてるサイトがあんまりないんですよね。多分どっかからコピペしてきたんでしょうが、同じような情報ばっかり書いています。

 

形がどうとか嫌気性とかの分類とかどこに生息しているかとかの詳しい分類とかは研究者に任せておけばいい話で、私たちが知りたいのは要するにどっちが役に立つのか?という実用的な情報のはずです。

 

形の違いとか言われても「人間と犬は形が違います」ってのと同じようなレベルの話で、そりゃ違う生き物同士を比べたら違いなんてたくさんあるよって話なんです。

 

だからこちらではただの字数稼ぎの情報の羅列ではなく、もう少し実用性に注目した「ビフィズス菌と乳酸菌の違い」についてお話していきたいと思います。

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ビフィズス菌は酢酸と乳酸を作り、乳酸菌は乳酸を作る

ビフィズス菌は水溶性食物繊維やオリゴ糖をエサにして酢酸や乳酸を作り出す一方で、乳酸菌は乳酸のみを作ります。

 

これ、ビフィズス菌と乳酸菌の違いについて書いてある他のサイトではサラッとしか書かれていないんですけど実はものすごく重要な違いなんですよ。

 

善玉菌を増やすのは短鎖脂肪酸を作りたいから

ちょっと話がそれるかもしれませんが、そもそも私たちがビフィズス菌や乳酸菌などのいわゆる「善玉菌」を増やそうとしている目的というのは、それらが作り出す短鎖脂肪酸による様々な効果を享受するためなのです。

 

短鎖脂肪酸はサプリメントなどで外から取ったとしても大腸に届く前に胃や小腸で消化・吸収されてしまうので意味がありません。

 

そのため短鎖脂肪酸を直接取るのではなく腸内で短鎖脂肪酸を作ってくれるように善玉菌を増やしたり、短鎖脂肪酸へと変わる水溶性食物繊維やオリゴ糖を取ろうとしているのです。

 

そしてその短鎖脂肪酸がどういうものなのかというと、主に酪酸、プロピオン酸、酢酸の3種類が挙げられます。本当はこれ以外にも短鎖脂肪酸はあるのですが、最も役割が大きく重要な短鎖脂肪酸がこの3つなのです。

 

短鎖脂肪酸についてはこちらで詳しくお話していますが、短鎖脂肪酸とそうでないものの違いは、大腸のエネルギーになるかどうかにあります。この点で見ると乳酸は大腸のエネルギーになることが出来ないので短鎖脂肪酸の仲間にはなりません。

 

ビフィズス菌は短鎖脂肪酸を作る!

短鎖脂肪酸がどんなものなのかもう一度言いますと酪酸、プロピオン酸、酢酸でしたね。そうです、ビフィズス菌が作り出す酢酸が入っています。

 

酢酸は「お酢」にも含まれるものですね。

 

 

お酢に5%含まれていて酸っぱさの元になる物質であり、酸っぱくて直接飲むことは厳しいですが腸内で発生して様々な効果をもたらします。

 

じゃあ乳酸は何なのかというと、これは短鎖脂肪酸を作るための材料になるのです。だから全く役に立たないということはないんですけど、短鎖脂肪酸へと変わらなければエネルギーとして使うこともできません。

 

つまり、ビフィズス菌と乳酸菌の決定的な違いは短鎖脂肪酸を作るかどうかにあると言えるでしょう。

乳酸が増えすぎると・・・

まあ乳酸がきちんと短鎖脂肪酸へと変われば一番言いんですけど、乳酸が増えすぎるとそうはいかない事情が発生してしまうのです。

 

乳酸というのは体内では結構な強さを持つ酸なのですが、これがあまりに増えすぎると大腸内のphが下ります。

 

大腸内のphが下がって酸性に傾くのは、基本的にはアルカリ性を好む悪玉菌が生息できないということで良いことなんですけどこれは程度の問題。あまりに腸内が酸性に傾きすぎると、今度は乳酸などが短鎖脂肪酸へと変わる働きが阻害されてしまうのです。

 

乳酸自身が増えすぎたことによって乳酸が短鎖脂肪酸へと変わることが出来ない悪循環が発生してしまうんですね。

 

そして乳酸は短鎖脂肪酸ではないので大腸のエネルギーとして吸収できず、大腸内にどんどん溜まっていって今度はそれを薄めるために水分を供給しようとして下痢になってしまいます。

合わせて読みたい!  ”痩せ菌”酪酸菌の効果は?増やす食事やサプリメントは?


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酢酸も酸性を示す物質ではあるのだけれども、乳酸とは違って大腸にエネルギーとして使われるので溜まりすぎることはありません。

 

このように乳酸が溜まっていってしまうのを防ぐためにどうしたら良いのかというと、乳酸を酪酸やプロピオン酸に変えるための「酪酸菌」や「プロピオン酸菌」があれば良いのですが、そこまでお話してしまうと本題である「ビフィズス菌と乳酸菌の違い」から外れてしまうのでここではしません。

 

乳酸を作るのはビフィズス菌も同じなんですけど、乳酸以外の短鎖脂肪酸を直接作ることができるビフィズス菌と、「乳酸しか作らない」乳酸菌の重要度の違いというのは決定的なものがあると言えるのではないでしょうか。

 

誤解のないように言っておきますが、乳酸それ自体も短鎖脂肪酸の材料になる重要な物質です。

 

あくまでも「ビフィズス菌と乳酸菌はどっちがいいのか?」という観点から見たときに、乳酸だけ作る乳酸菌のほうが重要度が劣るというだけの話です。

 

ビフィズス菌は善玉菌の99.9%を占める

ビフィズス菌や乳酸菌は共に大腸に存在する腸内細菌ですが、その生息数は文字通り桁が違うもので、ビフィズス菌は1兆~10兆個存在しているのに対して乳酸菌は1億~1000億個ほどになります。

 

1億個でも私たちからすれば膨大な数に思えるのですが、ビフィズス菌の1兆個の前では微々たるものですね。善玉菌全体の比率で見ればビフィズス菌が99.9%を占めています。このことから善玉菌におけるビフィズス菌の役割の大きさが乳酸菌の比ではないということがわかります。

ビフィズス菌と乳酸菌はどちらが大きな変化をもたらすのか

ビフィズス菌が善玉菌の99.9%を占めるからといって、短絡的に「ビフィズス菌の方がいい」と言いたいのではありません。

 

「ビフィズス菌と乳酸菌どっちがいいのか?」という問いに対しては「ビフィズス菌の方がたくさんあって重要度が高いのだからビフィズス菌の方がいい」ってことになるんですけど、「どっちを取ったほうがより効果的か?」という問いに対してはまた少し考え方が違ってきますよね。

 

つまり、
・元々多いビフィズス菌を取ること
・元々少ない乳酸菌を取ること

どちらがより大きな変化をもたらすか?ということを考えなくてはいけません。

 

極端な例で言えば、水分を摂取することとフグ毒として知られるテトロドトキシンを摂取することのどちらがより体に大きな変化をもたらすか?というと当然ですがフグ毒の方ですよね。

それは人間の体の7割近くを構成している水分よりも、体に存在していないテトロドトキシンのほうが体に大きな変化をもたらすということです。

 

そして体に少ない乳酸菌を取ったほうがより大きな変化をもたらすことが出来るのではないか?と思うかもしれませんが、残念ながら乳酸菌を摂取してもそれが腸内に定着する量には限界があります。

 

中には、400億個の生きた乳酸菌を投与してその人の糞便を測定したところそっくりそのまま400億個の乳酸菌が検出されたなんてギャグみたいな実験結果が学会で発表されたこともあるようです。

 

腸内に1億~1000億個存在している乳酸菌は外部から取ろうとしてもその均衡を保つためにその殆どが排出されてしまうということなんですね。

 

まあ仮に乳酸菌の数がビフィズス菌の数を大きく超えて存在するようになったとしても、先程の「乳酸のみを作る」性質からも大変なことになる気がしますけどね。

 

乳酸菌を取りすぎると下痢になったなんて話も調べると出てきますが、もしかしたらこれは乳酸が過剰に増えたことで処理しきれなくなっているということの現れなのかもしれません。

 

ビフィズス菌は善玉菌の99.9%を占めるという話から誤解されがちですが、これはあくまでも善玉菌の中での話であって、腸内細菌全体で見ると善玉菌の占める割合というのは通常の人であれば10%程です。

 

これを15%とか20%くらいに増やせる伸びしろはありますので、この点から言ってもやはりビフィズス菌の方が重要性が高いと言えるでしょう。

 

以上のことから「ビフィズス菌と乳酸菌はどっちがいいのか?」ということの答えはビフィズス菌になるという結論になります。

 

乳酸菌も一応役に立ってる

これまでの話を効くと乳酸菌はあまり役に立たないようにも思えてきますが、腸内に存在しているということはちゃんと理由があるのです。

 

それは乳酸菌自身の働きというよりはビフィズス菌のサポートする機能にあります。

 

ビフィズス菌がより効率的に働けるように環境を整えるために乳酸菌も働いているので、結局はビフィズス菌こそが重要という結論になってしまいますけどね。

 

まとめ:ビフィズス菌と乳酸菌の違いとは?どっちがいいのか徹底比較!

ビフィズス菌と乳酸菌の違いやどっちがいいのかというお話をしてきましたが、まとめると

・ビフィズス菌は短鎖脂肪酸を作り、乳酸菌は乳酸のみを作る!
・乳酸が増えすぎると短鎖脂肪酸を作りづらくなる
・ビフィズス菌は善玉菌の99.9%を占める
・総合的に見てビフィズス菌の方が乳酸菌より重要度が高い

 

ということになりますね。ビフィズス菌と乳酸菌の違いもよくわからない人もいたかもしれませんが、全くの別物だということを覚えておきましょうね!

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