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一概に「便秘」といっても様々な種類があります。

 

毎日排便がないからといって早とちりして便秘だと焦っている人が多い一方で、本当の便秘だとしても原因や解消法が異なるのでそれを間違えてしまうと治るものも治らなくなってしまいます。

 

 

便秘の中でも多いのが直腸性便秘と弛緩性便秘というものなのですが、これらの違いやそれぞれの原因、解消法・治し方などをお話していきたいと思います。

 

直腸性便秘とは

 

直腸性便秘とは、便意を催してもそれを我慢しているうちにセンサーが鈍ってしまったタイプの便秘のことです。

 

直腸という部分が大腸のどこに当たるのかというと、肛門と直接つながっている部分ですね。

 

ここまで便が来ているにも関わらず直腸性便秘だと排出することができないのです。

 

通常は便が大腸の直腸という部分に達するとそれを神経から脳に伝達して便意を伝えるのですが、直腸性便秘の場合その情報伝達がうまくいかずに便が大腸に長くとどまってしまいます。

 

 

便は体外へ排出されるべきものですから、これが長く留まると水分を吸収する部位である大腸はその便から水分を奪い硬くなり、余計に排便が困難になるという悪循環をもたらすだけでなく、長く留まる便が有害物質を発生させてそれを吸収してしまうなどの害をも及ぼします。

 

また、水分を奪われて硬くなった便それ自体も、腸を傷つけてしまったり肛門も切れて痔の原因になってしまったりします。

 

 

直腸性便秘の原因

 

日ごろから便意を催しても我慢しているとそれが習慣化されてしまって直腸性便秘の原因となります。

トイレ 我慢

 

まあ、いざというときに便意を催してもそれを耐えられる忍耐力が付いているという風に考えると若干うらやましくもあるのですが・・・(笑)、便秘になってしまっては仕方ないですよね。

 

特にこの直腸性便秘は女性に多い症状です。

 

女性はトイレを我慢しがち

女性は元々、男性よりも便秘になりやすいという傾向があるようで厚生労働省の調査においても女性は男性の2.4倍も便秘に悩む人が多いというのです。

 

それは単純に女性のほうが筋力が弱いとか、女性ホルモンの影響で蠕動運動を抑制してしまうといった、生来持っている男女差による部分もあるのですが何よりも「トイレに行きたくても我慢してしまう」というのが大きいですね。

 

女性は男性に比べて恥じらいを強く感じ、また建前を重視して陰で悪口を言う生き物でもあります。

 

職場においても、デート中においても、あまり長い時間トイレに行っていると「大便をしていると思われるのが嫌だから」と、ついつい我慢してしまうのです。

 

男性からすれば細かいこと気にすんなよ!って思うかもしれませんが、どうしてもそういう生き物なんですよねえ(笑)。

 

男性側から「俺ちょっとトイレに行ってくる」と言い出してもらえれば女性側も自然とトイレに行くことができるので、そこは一つどうか気遣いをしてあげてください。あ、私は何も気にしないで普通に「トイレ行ってくる」で済ませますよ。

 

直腸性便秘の解消法・治し方は?

直腸性便秘は便意を我慢することでなってしまうのですから、一番の解消法は「便意を我慢しないこと!」なんですが、これはあくまで予防法であって、直腸性便秘になってしまってからでは遅いって話ですよね。

 

でも直腸性便秘についての解消法・治し方というのは実は結構厄介なのです。

 

というのも、今までの話でも分かるように直腸性便秘は便が「すぐそこまで来てるのに出ない」っていう状態なので、体のどこかが異常とかそういう話ではないからです。

 

だから直腸性便秘がひどくなった場合の病院での解消法というのはお薬を処方されるのではなく、肛門から指を入れて書き出す「摘便」をされたり、風船を直腸の中で膨らませて肛門の筋肉をうまく動かすトレーニングをする「バイオフィードバック療法」といった方法になってしまいます。

 

ここまでひどくなる前に何とかしたいものですよねえ。その大変さは想像がつきませんが、何よりどちらもお尻をまじまじ見られて絶対恥ずかしいです(笑)。

 

水溶性食物繊維を取ること

直腸性便秘の解消法として、食物繊維を摂ることが挙げられます。

 

便秘の解消によく知られている食物繊維ですが、手段を間違えると直腸性便秘の場合は悪化してしまう可能性があります。

 

食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二種類があるということはお話しました。

 

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維についてはこちら

 

そして不溶性食物繊維は便のかさ増しをして便秘の解消に役立つけれども取りすぎると逆に便の水分が少なくなってガサガサして悪化してしまうということもお話しましたが、直腸性便秘には正にこれが当てはまります。

 

なので、直腸性便秘を解消したいなら食物繊維の中でも水溶性食物繊維を取ることがオススメです。

 

水溶性食物繊維というのはその名のとおり水に溶ける性質を持つ食物繊維なのですが、溶けるとゲル状になって粘性が増します。

 

オクラ、山芋、海藻類などのヌルヌルネバネバした食品に多く含まれているとされていて、このヌルヌルが直腸で硬くなった便を柔らかくしてくれ、直腸性便秘を解消してくれるというのです。

合わせて読みたい!  ”痩せ菌”酪酸菌の効果は?増やす食事やサプリメントは?


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水溶性食物繊維を多く含む食品の一覧なんかも作っているのでそちらも参考にしてください(^^♪

 

水溶性食物繊維を多く含む食品の一覧はこちら

 

野菜で一番多く含まれるのは「らっきょう」だったり、こんにゃくは水溶性食物繊維がほとんどなかったりとか、意外なことがわかったりしますよ。

 

そして、水溶性食物繊維は直腸性便秘の解消法としてだけでなく、善玉菌のエサになって腸内フローラを改善してくれたりなどの良い効果が期待できます。

 

食事で水溶性食物繊維を取ることが難しいのならば、サプリメントで補うのも一つの手ですね。

 

毎日決まった時間にトイレ・・・?

他のサイトを見ていて「直腸性便秘の解消法」としてよく挙げられていたのが「毎日決まった時間にトイレに入ることを習慣化しよう」というものです。

 

こうすることにより、決まった時間に便意を催すように体を変えていこうというのですが、これはいささか柔軟性がないやり方のように思えます。

 

毎日決まった時間に便意を催しても、当の本人の生活は毎日決まった時間で動いているわけではありませんよね。

 

例えば大学受験や資格の試験などで遠出をしたりすることもあるでしょうし、休みの日ならまた平日と違ったリズムで過ごしています。そこに決まった時間に便意が来るとかえって不都合が生じるような・・・

 

まあそこまで正確に時間を合わせられるとも思いませんが、そもそも便が出ないという悩みなのにトイレに行ったところで出るとも思えないんですけどね。この解消法はどうも効果が薄いような気がしてなりません。

 

弛緩性便秘とは

弛緩性便秘は、便秘の中でも最も多いタイプの便秘で腸の蠕動運動が弱っていることから起こる便秘です。

 

直腸性便秘が直腸という局所的な部分で起こっているのに対して、弛緩性便秘は大腸全体が関わっていると言えます。

 

蠕動運動については別の記事で詳しくお話しているところですが、大腸にある便というのは腸管が伸縮と弛緩を繰り返すという蠕動運動によって押し出されます。

 

蠕動運動とは

弛緩性便秘の原因とは

大腸全体の蠕動運動が弱ることで引き起こされる便秘が弛緩性便秘なのですが、なぜ弱るのかというとこれも蠕動運動についての記事で詳しく紹介しておりますが、自律神経に何らかの異常が見られる場合にこういった事態に陥ります。

 

よく、腹筋の力が弱っているから弛緩性便秘になるという説明をしているサイトを見かけますが、腹筋の力は「いきむ」力と関係しているものの蠕動運動とは関係ありません。

 

なぜなら大腸の腸管は平滑筋という自らの意志で動かすことができない筋肉でできているからです。そして何が平滑筋の動きを司っているのかというと自律神経なのでした。

 

確かに高齢になるにつれて筋力が弱まることや元々筋力が弱い女性がなりやすいというのはありますが、腸管の筋肉は鍛えようと思って鍛えられる種類の筋肉ではないのです。

 

ただし、腹筋によって大腸が正しい位置になるように支えられているという面もあり腹筋が弱くなると大腸が下に下がってきてしまい蠕動運動が妨げられるという間接的な面での腹筋の影響もありますので全く無意味というわけではありません。

 

弛緩性便秘の解消法とは

 

弛緩性便秘の解消法はほかでもない蠕動運動を活発にすることがカギになってくるのですが、まずは自律神経を正常にすることが挙げられます。

 

これは「十分な睡眠をとること」「ストレスをためないこと」といったよくある健康サイトのつまらない答えになりがちです。

 

これ以外に自立神経を正常に戻すなら、自律訓練法というものがありますね。

 

これは一種の自己暗示というか自己催眠なのですが、副交感神経に働きかけることで自律神経を正常化させようと心身症や神経症の治療にも用いられる手法です。

 

一般的な自律訓練法は背景公式と6つの基本公式の7つの公式から成り立っており

 

     背景公式

気持ちがとても落ち着いている。
  • 第1公式
手足が重い。-「右腕が重たい」「左腕が重たい」「右脚が重たい」「左脚が重たい」/「両腕が重たい」「両脚が重たい」/「両手両脚が重たい」
  • 第2公式
手足が温かい。-「右腕が温かい」「左腕が温かい」「右脚が温かい」「左脚が温かい」/「両腕が温かい」「両脚が温かい」/「両手両脚が温かい」
  • 第3公式
心臓が静かに打っている。
  • 第4公式
呼吸が楽になっている。
  • 第5公式
お腹が暖かい。
  • 第6公式
額が涼しい。

※参考 wikipedia

というもので、これを布団の上で仰向けになるなどリラックスした状態で頭の中で繰り返し、自己暗示をかけていくというものです。

 

ただ催眠はどうしてもかかりやすい体質の人とかかりにくい体質の人がいるので、他に方法はないのかというとそれは「腸内の短鎖脂肪酸を増やすこと」です。

 

これも蠕動運動を活発にするための方法の記事で紹介していますが、短鎖脂肪酸こそが蠕動運動を活発にするからです。

 

そしてそのためには善玉菌の代表であるビフィズス菌と、そのエサになる水溶性食物繊維・オリゴ糖を摂取することが効果的です。

 

こちらは直腸性便秘とは違って解消法が簡単ですね。加齢によるどうしようもないところもあるのですが・・・加齢によって体が衰えるのは腸に限らず避けられない問題ですからね。

 

蠕動運動とは?活発にするには短鎖脂肪酸がカギ?

まとめ:直腸性便秘と弛緩性便秘の違いは?それぞれの原因と解消法・治し方は?

直腸性便秘と弛緩性便秘の原因と解消法についてお話してきましたが、まとめると

 

・直腸性便秘は「そこまで来ているのに出ない」便秘のこと
・直腸性便秘の解消法は厄介だが、水溶性食物繊維によって便の滑りを良くすれば改善できる
・弛緩性便秘は腸の蠕動運動が弱っていることによって引き起こされる便秘のこと
・弛緩性便秘の解消法は自律神経を正常化させるか腸内の短鎖脂肪酸を増やすこと

 

ということですね。共通するのは水溶性食物繊維を取ることで改善できると言えるのではないでしょうか。

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